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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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神狩り(山田正紀/ハヤカワ文庫)」、読了。 
島津圭助は花崗岩石室に刻まれた「古代文字」の調査中に落盤事故にあい、閉じ込められる。その彼の前に年齢不詳の男が現れ、「(古代文字を)忘れるのだ」と脅迫される。事故現場から救出された圭介は、この「古代文字」こそ、神のものではないかと考えは始めるが。

一時、山田正紀にハマった時期があって、「崑崙遊撃隊」、「チョウたちの時間」、「宝石泥棒」、「氷河民族」と次々と読んでいった。だが彼の作品には、気の遠くなるような時間の流れと、短い人間の一生の空しさを感じる。そのため私は、彼の作品の読後、どうしようもなく落ち込んでしまうのだ。特に「アフロディーテ」のときが最悪で、かなり長い間凹んでいた。そんな訳で、彼の作品をずっと封印していたのだが、何故か久しぶりに読みたくなった。読んだのは、未読だった「神狩り」。…で、読んだ最初の感想は、「山田正紀らしくない作品だなぁ」。そう思った要因のひとつは、「気の遠くなるような時間の流れと、短い人間の一生の空しさ」って言う部分がないため。どちらかと言うと、平井和正辺りが書きそうな異形との戦闘もの(彼のようなバイオレンスシーンはないが)なのだ。

いずれにせよ、かなり壮大なストーリー。それをこの薄い本でどう展開するのかと思ったら、案の定、「これから、「神」と戦っていくぞ」と言ったところでエンド。もう、良いところで終わるんだから。続きは「神」三部作と言われる「弥勒戦争」、「神々の埋葬」に続くのかな?(いずれも未読)。まぁ、そんな作品だが、残念ながら私好みではなかった。私はどうもこう言う戦記ものと言うか、戦闘ものって、あまり好きじゃないんだよな。確かに良く出来た作品であることには違いないが、好みばかりはどうしようもない。そんな訳で、点数は少々辛めです。★★★☆☆

今日のアニメ
ゆるゆり♪♪ #9「何かありそうで何もなさそうな日」…先週のちなつ絵のEDが、今週のアバンまで引きずってる。あと、「アッカリーン」、「チーナリーン」には大爆笑してしまった。ところで、あれだけの為に来宮良子を出演させているのか(笑)。

今日の映画
口裂け女 リターンズ(ジョリー・ロジャー/2012年)
どうせ酷い出来の映画だろうと思っていたが、予想通り酷い映画だった。基本はシリアスなホラーなのでが、全然怖くない。それどころか、尽くギャグになっている。もう観ていて、脱力してしまう。しかも、製作者たちが真面目に作っているから始末に悪い。特殊メイクも、ほぼ20年前のレベル。ホント、誉める場所がないなぁ。★☆☆☆☆

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