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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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黒死館殺人事件(小栗虫太郎/創元推理文庫)」、再読完了。
プロヴァンヌの城壁を模して作られた降矢木家の館、黒死館で奇怪な連続殺人が起こる。事件に挑むのは、名探偵・法水麟太郎。

日本三大奇書の1冊と言われるだけあって、その奇書ぶりは半端じゃない。とにかく読みにくい作品なので、まともに読めた人がどれくらいいるのか。そんな訳で、個人的にはあまり好きな作品じゃないが、推理小説を語る上で避けて通れない作品であるのも事実。もっともミステリーの部分は大したことないし、それほど面白くもない。では何が凄いかと言うと、延々と語られる神秘学、占星術、宗教、物理学、医学、薬学、紋章学、心理学、暗号学と言った膨大な知識の洪水。実際、これらは本編とはあまり関係ないのだが、ここまで語られるとさすがに圧巻。まさに、知識の迷宮…って言った感じの作品だ。

今日のアニメ
貧乏神が! #7「いわゆる男として育てられちゃったパターン?」…もう、乳子の性悪ぶりが堪らん。しかも、時々良い子になるし。

今日の映画
パラサイト(アメリカ/1999年)
「ボディ・スナッチャー(盗まれた町)」と「遊星からの物体X(影が行く)」を足して2で割ったような侵略SF。つまり、50年代侵略SFティストの内容を、現代(90年代当時)のVFX技術で描いた作品。映画は最初、バカとろくでなしの学生(または先生)が大挙登場し、完全におバカ青春もののノリだったので、こりゃダメだと思った。ところが、未知の生命体を発見した辺りから、俄然面白くなる。周りにいる人間がいつの間にか、侵略者に乗っ取られていると言う「ボディスナッチャー」的なサスペンスと、乗っ取られた人間がメタモルフォーゼを繰り返していく「遊星からの物体X」的な見せ場で、実に楽しい。中でも這いまわる指、タコのような足で動き回る生首、口から出てくる触手などのメタモルフォーゼシーンは、最近の「遊星からの物体X ファーストコンタクト」なんかとは比べ物にならないほど凄い。まさに、侵略SFの傑作と言って良いだろう。ただ、親玉を殺しただけですべてが元に戻る…と言うラストの甘さだけは、さすがに頂けない。もう少し、ハードなラストにして欲しかった。ところで、ジョーダナ・ブリュースターがなんとも魅力的。特に眼鏡っ娘となる後半(変装の為)は、もう堪りません。

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