真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「午前十時の映画祭」、初参加。こう言う企画は大歓迎だよね。知ってはいても、年代的に劇場で観れなかった作品がほとんど。それを劇場で観れるんだから嬉しい。劇場で観るのと、DVDなどで観るのは根本的に違うからね。すべてを観るのは不可能だが、ラインナップ中の数作は観る予定。…で、今日観たのは「大脱走」。やはり、こう言う映画は劇場で観るべきだな(コメントは、↓の「今日の映画」で)。
その後、門司港に地ビールを飲みに行った。いくつか種類があったが、ペールエールが一番美味かったかな。ただ美味しくて、ちょっと飲みすぎた。ついでにジンギスカンも食べて、お腹いっぱいになった。
その後、ぶらぶらしていたら、色々と展示会をしていた。別に見る予定はなかったが、ついでなので見ることにした。見たのは、「ジュディ・オング 木版画の世界展」、「夢とロマンの帆船模型展」、「海洋堂 ネイチャーフィギュアミュージアム」の三つ。まぁ、どれもそれなりに…って感じだったけど、一つ収穫があった。それは「海洋堂 ネイチャーフィギュアミュージアム」で「特撮リボルテック 骸骨兵士」を販売していた事。これは大好評で完売になったものなので、非常に嬉しかったよ。
今日の映画
・大脱走(アメリカ/1963年)
個人的には映画史上ベスト5に入る大傑作だと思っている。前半、脱走計画をコミカルに描いているが、段々とシリアスになっていき、後半はアクションとサスペンスの釣瓶打ちになる。エンターティメントはこうあるべきだと言う、お手本のような作品だ。とにかく脚本が上手い。最初に張り巡らせた伏線がどんどん生きていく展開。ここぞ…と言うところで起こるサスペンスとドラマチックな展開。音楽の使い方のうまさ(当然、エルマー・バーンスタインの音楽も素晴らしい)。すべてにおいて、文句のつけようがないくらい完成度が高い。3時間弱と言う長尺ではあるが、まったく退屈しない。もう、凄いとしか言いようがない。何れにせよ、男たちの友情、信念、不屈の魂を描いた、男の熱いドラマの傑作であることに違いない。
…にしても、このオールスターと言うべき豪華なキャストはやっぱ凄い。当時はそれほどビッグではなかった者も多いとは言え、これだけ錚々たるメンバーが集まると壮観だ。とりあえず、簡単に紹介すると、調達屋を演じたジェームズ・ガーナー(「グラン・プリ」、「砦の29人」)、脱走計画の指揮者・ビッグXを演じたリチャード・アッテンボロー(今では「ガンジー」の監督と言った方が通りが良いかな?)、製造屋を演じたジェームズ・コバーン(「電撃フリント」、いや「荒野の七人」のナイフ使いか)、トンネル掘りを演じたチャールズ・ブロンソン(「さらば友よ」も良い、「狼の挽歌」も良い、そして「う~ん、マンダム」)、土処理屋を演じたデヴィッド・マッカラム(「0011ナポレオン・ソロ」のイリヤ)、偽造屋を演じたドナルド・プレザンス(おおっ、「ハロウィン」のルーミス医師)、杖が魅力的なラムゼイ大佐を演じたジェームズ・ドナルドなどなど。だが、やはり最高なのは、独房王ヒルツを演じたスティーブ・マックィーン。不屈の魂を持ち、何度脱走に失敗しても諦めない。まさに男の中の男…って感じで実にカッコいい。カッコイイと言えば、ラスト近く、バイクでドイツ兵から逃げ回る姿はその際たるものだ。そしてマックィーンがバイクで鉄条網を飛び越えるシーンは、映画史上の名場面と言って良いだろう。
ところで、本作はTV放送やDVDなどでは何回も観たが、劇場では今回が初めて。やはり、劇場で見ると格別だ。何よりも、迫力があるし。そんな中で、今回気がついた所を二つほど書いておく。(1)アルプスやドイツの城などの風景の美しさ。おおっ、こんなに美しいシーンがあったのかと、感心した。たぶん、劇場で観たから気がついたと思う。(2)偽装屋コリンを気遣う調達屋ヘンドリー。これが私が今の年齢になったから気がついた事かな?。とにかく、ヘンドリーの友情が素晴らしく、観ていて、ちょっとうるっとなってしまった。
・太平洋戦争 謎の戦艦陸奥(新東宝/1960年)
海戦ものかと思ったら、戦時中に沈没を起こした戦艦陸奥の謎に迫るサスペンス映画だった。ノリとしては、スパイ映画に近いが、緊張感に乏しくイマイチ。戦艦陸奥も出来の悪いミニチュアで迫力なし。些かガッカリした内容だった。