真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「ながい眠り(ヒラリー・ウォー/創元推理文庫)」、読了。
不動産会社に泥棒が入った。だが、盗まれたのは賃貸契約書のファイルだけ。捜査を開始するフェローズ署長たち。やがて、契約書にある一軒から、胴体だけの女性の死体が発見される。身元を示す証拠がない為、犯人どころか、被害者が誰かも分からない。フェローズ署長たちの捜査は困難を極めることになる。
警官小説って、あまり好きじゃない為、ず~っと敬遠していた。だが偶々、同作家の作品を数冊読むと、これがなかなか面白い。警官小説も悪くないなぁ…っと最近思い始めている次第。…で本作だが、今回もなかなか面白かった。内容は殺人事件を調査していくものだが、探偵小説のように推理を繰り広げたりはしない。地道に調査していく過程を淡々と描いているだけ。…なのに、実に面白い。確かにドラマチックな展開はないが、リアルが故にサスペンスが半端じゃない。だが、ラスト近くだけは別。この辺りはどんでん返しとも言うべき、意外な展開が待っている。それは、思いもよらなかった人物が犯人として登場。それまでが淡々としていた為、この展開は鮮やか。そして最後の数行の逆転劇は凄過ぎる。いや、ホント面白い作品だった。ただ、気になった点が一つある。主人公である警察署長が大した証拠もないのに(当然、令状もない)、容疑者を責め、連行するシーン。これって、明らかにおかしいよね。それとも、アメリカではあれが普通なのか?。リアルさが売りの作品だけに、非常に気になった。★★★★☆
今日のアニメ
・アクセル・ワールド #24「Reincarnation;再生」(最終回)…はっきり言って、それほど面白い作品とは思わなかった。最後の方は真剣に見ていなかった感じだし。ところで今週の黒雪姫、妙に可愛かったな。
・ギャラクシーエンジェる~ん #3「伝説!食材サバイバる~ん」(再見)