真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「迷路の花嫁(横溝正史/角川文庫)、読了。
「没後40年記念」という事で、入手困難だった横溝正史の諸作品が復刊していた。横溝正史の作品は昔かなり読んでいたが、懐かしさが手伝って、昔読んでなかった作品を読むことした。で、選んだのが本作。読んだ感想としては、悪くはないんだが、横溝正史にしては下の部類かな。彼の良さがあまり感じられない。サスペンスが薄いし、ストーリーもゾクゾクしない。個人的には犯人も最初の方で分かったしな。どうやらロマンを重視したらしいが、ロマンなら「八っ墓村」の方が上。★★★☆☆
今日の映画
・呪術大戦 陰陽五派 火龍vs白虎(中国/2020年)
呪術師たちの戦いを描いたバトルアクション。最近の中国映画って、安易なデジタル映像と幼稚なギャグばかりでちっとも面白くないな。話も面白味がないし。★★☆☆☆
今日のアニメ
・ルパン三世 PART6 #4「ダイナーの殺し屋たち」…押井守、ホント映画ネタ好きだなぁ。しかも出てくる殺し屋の元ネタが、「ゴルゴ13」に「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファに「デスペラード」のアントニオ・バンデラスに「ジャッカルの日」などなど。アニオタにこれだけの元ネタ分かるのか?。ところで、次回は元ネタが江戸川乱歩の「黄金仮面」っぽい。原作にはアルセーヌ・ルパンが登場しているもんな。
今日の映画
・火星人地球大襲来(イギリス/1967年)
「クォーターマス」シリーズの3作目で、シリーズの中で最高傑作。とにかく脚本が良い。ロンドンの地下鉄工事のとき、奇妙な物体を発見する。やがて、これが太古の地球に飛来した異星人の乗り物と判明する。そして、このことが悪魔、幽霊、ラップ音、ポルターガイストなどの超常現象の説明に結びついていき、更には人類進化の謎までが判明する。なんともスケールのでかい話だ。特に、「現在の人類の好戦的な性格は火星人の操作によるもの」と言う解釈が実に面白い。さて、クライマックスは火星人の憎悪のエネルギーが人々が操り、町を破壊し、その不気味な姿が上空にそそり立つ。この辺りのスペクタクルシーンはホント楽しい。語り口の面白さ、ミステリアスな展開、謎ときの面白さ、すべてが一級品の作品だ。★★★★★