真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
雨。しかも風がかなり強いので、今日は家に引き籠ることにした。
「暗黒神話大系シリーズ クトゥルー5(大瀧啓裕:編/青心社)」、読了。
「這いよれ!ニャル子さん」の影響で、無性にクトゥルー神話ものが読みたくなった。本シリーズはず~~~っと以前に読むのが止まっていたが、この機会に再開することにした。すでに読み終えている1~4巻も再読する予定。ところで、這い寄る混沌こと、ナイアーラトテップが「無貌の神」に登場するし、「臨終の看護」と「谷間の家」にも名前だけだが登場する。9篇中3編がナイアーラトテップ絡みの話だと言うのに、運命を感じるなぁ。
「ピーバディ家の遺産(ラヴクラフト&ダーレス)」
両親の不慮の死によって、わたしは先祖代々の館を手に入れた。やがて、わたしはこの館に移り住んだが、自分以外の何者かの気配を感じる。…古い館を舞台にしたゴシックホラーで、如何にもクトゥルー神話らしいエピソードだ。ただ、これっと言った展開がないためか、少々迫力に欠ける。ラスト近くの直接的な恐怖や、アンハッピーなラストは良いんだけどなぁ。★★★☆☆
「ティンダロスの猟犬(F・B・ロング)」
私の友人は、膨大な知識を得るため、未知の麻薬による実験を行った。友人はトリップ中に、ティンダロスの猟犬を見たと言うのだが。…悪くないが、これっと言った展開や見せ場がないため、物足りない。★★★☆☆
「墓はいらない(R・E・ハワード)」
友人が死んだ。聞くところによると、急死らしい。彼が遺言によると、遺産のすべてをマリク・タウスと言う東洋人に譲るらしい。私は彼の正気を疑った。何故ならマリク・タウスこそ、アジアの奥地に住む邪悪な神なのだ。…これもこれっと言った展開がなく、全体的に迫力不足。クトゥルー神話の世界を描くのに一生懸命で余裕がない…って感じだ。こう言う作品を読んでいると、ラヴクラフトの偉大さが分かるなぁ。★★☆☆☆
「臨終の看護(ヒュー・B・ケイブ)」
エレインの弟が死んだ。悲しむエレインは、その夫ピーターと共に沼地の外れにある古い屋敷に移り住んだ。だがエレインは日に日に、その精神が侵されていく。そしてピーターも…。…ナイアーラトテップが絡む話なので(名前だけだが)、狂気の話。その狂気や、闇の恐怖もそれなりに描かれていて、悪くない。だが、イマイチ物足りない。もう一つ何かが欲しいところだ。★★★☆☆
「闇の魔神(ロバート・ブロック)」
友人で作家のエドガー・ゴードンが夢の中で「暗きもの」と接触した。その日を境に、彼は狂気に冒されていく。…ロバート・ブロックなので、それなりに楽しめる作品に仕上げている。前半もたつくのが難だが、直接的な恐怖を見せるラスト近くの展開はなかなかのもの。★★★☆☆
「無貌の神(ロバート・ブロック)」
カーノティは金になる彫刻の事を聞き、拷問でその場所を知った。現地に向ったカーノティは、その彫刻が這い寄る混沌こと、ナイアーラトテップの像であることを知る。…闇と古い館でなく、今回は白昼と砂漠が舞台になった恐怖談。その為、クトゥルー神話としては異色だが、内容自体は悪くない。狂気を帯びてくる展開がなかなかのもの。★★★☆☆
「戸口の彼方へ(オーガスト・ダーレス)」
私は従兄に手紙で呼び出された。どうも、祖父の頭がおかしくなったらしい。さっそく祖父の家に向うが、祖父は意外と元気。だが家の周りから、奇妙の音楽と風の音が聞こえてくる。…本文でも記されているが、本作はラヴクラフトの「インスマウスの影」とリンクした話だ。だが、出来は微妙。話は面白くないし、怖くないし、迫力もない。★★☆☆☆
「谷間の家(オーガスト・ダーレス)」
わたしは絵を描くため、谷間の黒い家を借りた。その家は不気味な家で、中に入ると自分以外の誰かがいるような、そして誰かが見ているような気がする。しかも村人は、誰もこの家に近づかない。そんなある日、わたしは奇妙な夢を見た。…それなりに良く出来ていて、悪くない。だが、それだけ。個性がないと言うか、特徴がないと言うか、読み終わった後も心に残らない。また、全体的に迫力不足。★★★☆☆
「魔道士エイボン(C・A・スミス)」
女神イホウンデーの神官であるモルギはエイボンを捕まえる為に、彼の館に踏み込んだ。だが、すでにエイボンは魔術により土星に飛んでいた。モルギはエイボンの後を追うが。…土星を舞台にしている辺り、SFだが、ノリは完全に冒険ファンタジーで、あまりクトッルーっぽくない。内容もモルギとエイボンの珍道中がメインなので、ホラーを期待すると肩透かしを食う。ちなみに本作は、正確にはヒューペルボリア(氷河期以前の存在した北方の大陸)もの。★★★☆☆
「アタマウスの遺言(C・A・スミス)」
首切り役人であるアタマウスが語った王都荒廃の真相。原因はヴーアミ族の首領で、異形の者クニガティン・ザウムの仕業だった。…こちらもヒューペルボリアもの。但し、出てくる異形の者は、如何にもクトッルーっぽい。出来はまぁまぁか。★★★☆☆
今日のアニメ
・アクセル・ワールド #4「Declaration;告白」…最初、どうなるかと思っていたが、今週から妙に面白くなってきた。あと、嫉妬する黒雪姫が可愛すぎ。
・咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A #4「全国」
・氷菓 #2「名誉ある古典部の活動」…安定して面白いなぁ。これって、原作が良いからだろうね。あと、私服の千反田えるが可愛すぎ☆。
・黄昏乙女×アムネジア #2「邂逅乙女」…これも安定して面白いなぁ。だが、それ以上に夕子のエロ可愛いさが最高。今期のアニメでは千反田える(氷菓)が一番可愛いと思っていたが、もう完全に夕子に食われた感じだな。ところで乳揉みは、毎週のお約束なのか(笑)。
今日のドラマ
・ウォーキング・デッド(第2シーズン) #8「希望という幻想」&#9「繰り返されるウソ」&#10「決闘」
今日は長くなった。まだ、書き終わらない。残りもすぐに投稿します。…続く。