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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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「ゲド戦記(Ⅲ) さいはての島へ」、読了。
前2作とはかなり印象の違う作品になっていた。前2作が冒険ファンタジーだったのに対して、今回は死の臭いがプンプンする哲学的内容になっている。確かに冒険には出るが、世界に死の影が忍び込んでいると言う設定のためか、話に活気がない。しかも原因探求と言う目標があるにも関わらず、事態そのものがはっきりしないため、主人公自体が何をやって良いのか分からない。そのため前半はただ船に乗ってふらふらしているだけだ。そんな訳で、作品が淡々、静寂、色彩のない感じのするものになっていた。実際、これは悪いことではない。だが曲りなりにも児童書ですることなのだろうか。つまり本書は明らかに子ども向け(すなわち家族向け)ではなく、中年以上の大人向きの内容なのだ。ところで後半、ドラゴンが船の周りを飛ぶシーンの迫力は凄い。これだけの描写力はそうそうお目にかかれるものではない。

今日のアニメ
レンタルマギカ #24「アストラル」(最終回)…最終決戦(しかも最終回)の割に盛上がりに欠けていた。実に消化不良の最終回だった。
みなみけ~おかわり~ #12「もう一口が辛いのです」…眼鏡が転校したのは嬉しいが、最後までうざかったな(しかし運動会の途中で転校するか、普通(笑))。ところでマコちゃん、仮装大会でもしっかり女装しているよ(笑)。

今日の映画
映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~(東宝/2007年)
最近、魔法がマイブームなので、思わず鑑賞してしまった。しかし「ドラえもん」を観るなんて、十ん?年振りだよ(笑)。当然、新生「ドラえもん」も初見だった。とにかく声とキャラデがかなり変わっていたので驚いた。そんな訳で初め違和感あり捲りだったが、それでも段々慣れてくるから不思議なものだ(笑)。さて本作だが、冒頭の自分そっくりの石像が落ちてくる辺りのミステリアスなドラマ展開がなかなかのもので、「おおっ、これはもしや傑作かも」と思っていた。だが話が進むにつれて、段々と例の如くの展開&ノリになり、個人的にはイマイチだった。またクライマックスもえらく呆気ないし、事件解決のキーワードとなるタイムトラベル辺りのあまり面白いとは言えない。結局、子ども向きもいいところかな…って印象だ。はっきり言ってオリジナルの「魔界大冒険」の方がはるかに面白かったと思うよ。もっとも中盤のvsドラゴンの空中戦だけはエキサイティングだったけど。

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