真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
連休2日目
自動車免許証の更新に行ってきた。5年に一回とは言え、やはり面倒くさいよ。もう少しどうにかして欲しいものだ。
「黄金の剣は夢を見る(西谷史/小学館(ルルル文庫))」、読了。
三崎高校に入学したキューちゃんこと弓里夏美は、親友の小原アリスと共に、歴史ミステリー研究部に入部した。そしてそこで、「山王の向うところに岩屋あり~」っと言う、この地方に伝わる歌の謎を解くことになった。さて、この研究部には夏美と同じクラスの相馬仁と言う男の子がいた。彼には何か謎がありそうだったが。
元々は「聖杯は迷宮に誘う」と言う作品が読みたかったのだが、調べてみると、これには前作(つまり1作目)があることが分かった。それが本作だ。普通の小説はそれほどでもないが、ラノベに関しては話が続いていることが多いので、とりあえず本作を先に読むことにした。ところが伝奇的な部分はほとんどなく、ひたすらイジメのシーンばかり。「これって確か、トレジャーハンターものだった筈だが」っと不安になり、「聖杯は迷宮に誘う」の方のページをパラパラと捲ってみると、それっぽい。それで安心して読み始めたが、この延々と続くイジメの展開はかなり酷い。もう読んでいて、不愉快で不愉快で。確かにそのイジメがストーリーと繋がってくるのだが、エンターティメントでやるものじゃないよ。時々いるんだよなぁ、そういうシーンを書けばドラマ的に優れていると勘違いしている作家が。この作家もどうも、その種の程度の低い作家みたいだ。
それでも、最後まで読み通せたのは、キャラの魅力に他ならない。特に主人公の夏美と、その親友のアリスが魅力的。夏美は元気娘で、彼女を見ているだけ(読んでるだけで?)で元気になる。一方、アリスは超美人で、超可愛くて、性格も良くて、料理も得意で、常に夏美の支えになっている…って言うほぼ完ぺきキャラ。ここまで完ぺきで、しかも嫌みがないキャラって、始めて見たよ。この作品の大半は、彼女の魅力に支えられているようなものだ(笑)。しかもこの二人、何気に百合っぽい。確かにそれぞれに思いを寄せている男の子がいるので一応はノーマルなんだろうけど、どう見ても百合カップルだよ(笑)。特に二人の立場が逆転するクライマックスは百合ものの王道じゃないかな。この辺りは、この作品の最大の読みどころだと思うよ。まぁいろいろ不満もあったが、結構楽しんで読んだ作品には違いない。
ところで明日から2~3日留守にしますので、その間、更新が出来ません。ご了承を。
今日のアニメ
・裏切りは僕の名前を知っている #3「ワルプルギスの夜」…夕月の前世、可愛すぎ☆。しかし、前世が女性で、現世が男性と言う設定は、かなり倒錯的でヤバいなぁ(笑)。倒錯と言えば、背中合わせで会話する十瑚と九十九の姉弟も、近親相姦的で実にヤバい(笑)。
今日の映画
・カラー・オブ・ハート(アメリカ/1998年)
1950年代のホームドラマの中に入り込んだ双子の姉弟が巻き起こす騒動を描いたドラマ。…アイデアは面白いし、モノクロとカラーの映像の使い方も上手い。だが、それだけ。たったこれだけのアイデアとストーリーで、2時間オーバーはさすがにキツイ。はっきり言って、途中で飽きてしまったよ。
・パッセンジャーズ(アメリカ/2008年)
若きセラピストのクレアは、航空機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のセラピーを担当することになるが…っと言う話で、一見かなり面白そう。ところが、セラピストのクレアと、生き残りのひとりであるエリックのイチャイチャ話ばかりでちっとも面白くない。しかも、最後に提示される真相が反則そのもの。そんな伏線どこにもなかったじゃないか…っと、久しぶりに腹が立ってきた。はっきり言って、かなり出来の悪いスリラーだ。