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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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アヴァロンの霧 異教の女王(マリオン・ジマー・ブラッドリー/ハヤカワ文庫)」、読了。
イグレインがヴィヴィアンとマーリンから国の指導者を生むと予言されるところから、モーゲンのアヴァロンで巫女修行、アーサーの戴冠式を経て、モーゲンがアヴァロンを見限るまで。

「アヴァロンの霧」シリーズの1作目。アーサー王の物語ではあるが、普通のアーサー王伝説ではない。例えば、アーサーではなく、普通は敵役として登場するモーガン(モーゲン)(途中まではアーサーの母親のイグレイン)が主役になっている。しかもモーガンが邪悪なアヴァロンの女王ではなく、女神に運命を弄ばれ、アーサーとの近親相姦的な恋に悩む薄幸な女として登場する。本来のアーサー王伝説を知っている者は、呆気にとられるだろう。それ以外でもあちらこちらが大胆に脚色されており、それに伴い、アーサーがエクスカリバーを台座から抜くシーンなどはあっさり終わっている。つまり、相当の異色作になっている訳だ。女性がアーサー王伝説を再構成したら、こうなるのか…っと痛感したよ。では、つまらないのか?…と言えば、実はそうでもなく、これがなかなか面白い作品に仕上がっている。登場人物の性格が現代的で若干異和感があるものの、それらの心理描写が上手いし、何よりもストーリーが面白い。また、アヴァロンを初めとする風景描写が美しく、なかなか読ませる作品に仕上がっている。かなりの分量のある本なのに、一気に読んでしまった。ただ、アーサー王伝説がこの通りだと思われては困る。マロニーの「アーサー王の死」辺りで、本来のアーサー王伝説も知っておくべくだろう。

今日のアニメ
GOSICK #12「夏の午後に蝉の声を聞く」
まりあ†ほりっく あらいぶ #1「禁断の女子寮」…第1シーズン同様に面白かった。文句なく視聴継続。…って言うか、今期、やっと面白い作品に出会った感じだ(ホント、今期は不作)。
ファイアボール チャーミング #2「トロイに木馬」…後半の木人(鉄で出来ているようだけど)のシーンは、「ベストキッド」のパロディだよね。

今日の映画
パラサイト・クイーン(アメリカ/2009年)
寄生虫が人間に皮膚を食い破って体内に侵入したり、外に出たり、更に寄生虫が人間の皮膚の下が蠢いたり…っと言ったおぞましいシーンが売りのSFホラー(寄生虫はCGで表現している)。まぁ気持ち悪いと言えば気持ち悪いが、ホラーを見慣れている者にとってはそれほどでもないかな。…って言うか、低予算の為か、寄生虫がそれほど大暴れしないのが難。個人的には「スクワーム」のように物量で迫って欲しかったが(笑)。あと、寄生虫の脅威より、寄生虫にとりつかれた人間の脅威が中心なのもちょっと。まぁ、これが低予算映画の限界かな。もっとも脚本にそれほど破綻がないし、それなりに見せ場もあるので、劇場未公開作にしては良い方かも。ところで寄生虫の弱点が最初から判明しているなら(冒頭で説明がある)、ここまで被害が拡大しないと思うし、それほど脅威でもないと思うんだが。

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