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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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レベル3(ジャック・フィニイ/早川書房)」、読了。
「レベル3」→グランド・セントラル駅で、ある筈のない地下3階を見つけた男の話。…その地下3階が、1984年と言う古き良き時代。その辺りは如何にもジャック・フィニイらしい。異世界、そして時間テーマSFの秀作。★★★★☆
「おかしな隣人」→隣に奇妙な夫婦が引越してきた。…夫婦の正体ははっきりとは書かれてないが、誰でも途中で察しがつく。つまり、作者にとって正体は別にどうでもよくて、あくまでもメインは過去への帰還。如何にもジャック・フィニイらしい作品だ。★★★☆☆
「こわい」→わたしはある夜、ラジオですでに他界している人の声を聞いた。調べてみると、ここ2~3年、ニューヨークで奇妙な事が起こっている。一見何の脈絡もない、それらの事件に実は一つの共通点があり。…その共通点と言うのが、ほぼ最初の方で見当がつく。要はそう言う話。但し、ミステリータッチなので、なかなか読ませる。しかも、辿り着く先がまたもや、現代より過去が良いと言う事。★★★★☆
「失踪人名簿」→好きでもない仕事をし、毎日憂鬱に過ごしている男。彼は異世界へ連れて行く旅行会社の噂を聞き。…ジャック・フィニイにしては少々異色。異世界に憧れつつも、現実を捨てきれない男を描いている。ラストにも開放感がない。★★★☆☆
「雲のなかにいるもの」→チビで誰からも相手にされないチャーリー。彼が電話をかけた相手と言うのが。…う~ん、何と言ったらイイのか。分相応…って事?。もしかしたら、コメディなのかも。★★☆☆☆
「潮時」→わたしは自分のアパートで、60歳前後の太った幽霊を見た。…一種の幽霊談だが、少々毛色が違う。それにしても最初、幽霊を目撃するシーンがむちゃくちゃ怖い。その後、怖さはなくなるが、事に真相が二重のどんでん返しになっていて実に楽しい。若干教訓臭いのが気になるが、なかなか楽しい作品だ。★★★★☆
「ニュースの陰に」→ジョニイが書く記事が現実になっていく。…スラップスティックSFのような感じで始まるが、現実世界とリンクし始め、空恐ろしい内容に変化していく。終わり方が常識過ぎるのが残念だが、なかなか面白い作品だった。★★★★☆
「世界最初のパイロット」→老人が語った、彼はまだ若く、軍隊のラッパ吹きだった頃の話。彼はある夜、少佐と共に、奇妙な体験をする。…コミカルな時間SF。コミカルではあるが、意外としっかりとした内容だ。軽いノリで、結構楽しい。★★★☆☆
「青春を少々」→同じ雑誌を読んだ男女の話。…イマイチ。あまり面白いとは思えない。★★☆☆☆
「第二のチャンス」→大枚を叩いて買ったクラシックカー。男はそれに乗って過去へ行く。…いつもながらの、昔は良かった…って言う話。イマイチ。★★☆☆☆
「死人のポケットの中には」→窓の外の出っ張りに飛ばされた紙を取りに行く男の話。…ただ、それだけの話なのに、凄いサスペンス。仕事一辺倒ではダメ…って言う結論も良い。★★★★☆

今日のアニメ
ゆるゆり♪♪ #9「修学旅行R」

今日の映画
レイン・オブ・アサシン(中国/香港/台湾/2010年)
武侠アクションの一つだが、メインはあくまでも「愛と宿命」と言った内容のメロドラマ。その為か、どうにもストーリーが面白くなく、活気もない。肝心のアクションも、ワイヤーとデジタル映像の多様で興ざめ。70~80年代の香港映画の凄さを知っている者にとっては、単にアクションを誤魔化しているようにしか見えない。はっきり言って、非常に物足りない作品だった。それでも、後半のアクションがそれなりに盛り上がるのが救いか。★★☆☆☆

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