真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「ゲド戦記外伝(ル・グウィン/岩波書店)」、読了。
アースシー世界を題材にした短編集。
「カワウソ」
ロークの学院開設の功労者でメドラ(カワウソ/アジサシ)の生涯を描く。悪い作品ではないが、これっと言って印象的が残らない。ストーリーもそれほど面白くないし。しかも、長すぎる。どちらかと言うと、ファン向けの作品か。★★☆☆☆
「ダークローズとダイヤモンド」
エシーリ(ダイヤモンド)とローズの恋物語。恋愛ドラマではあるが、同時に「本当にしたい事」、「本当に大切なもの」と探す物語でもある。ハッピーなラストもなかなかのもの。★★★☆☆
「地の骨」
アイハル(ダンマリ/オジオン)の師匠であるヘレス(ダルス)の生涯。特に印象的なところがない。「カワウソ」と繋がっている辺りは楽しいけど。★★★☆☆
「湿原で」
ロークを逃げ出した魔法使いイリオス(オタク)と彼を匿ったエマー(メグミ)の物語。後半で久しぶりにゲドが登場。ゲドが語るある真相が、かなり読ませる。ラストの締め方もなかなか良い。★★★☆☆
「トンボ」
オーム・アイリアン(トンボ)の生涯を描いた作品。自分探しの話であり、なかなか読ませる。余韻を残すラストも良い。★★★★☆
今日のドラマ
・柳生新陰流 #2「対決小野派一刀流」
今日の映画
・イグジスツ 遭遇(アメリカ/2014年)
「ビッグフット」を題材にしたPOVホラー。完全なPOVでないので、セミPOVってところか。何れにせよ、POVホラーは食傷気味なので、あまり良い印象が持てない。監督が「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のエドゥアルド・サンチェスなので、それなりに見れる。だが、エドゥアルド・サンチェスもそれほど上手い監督とは言えないので、全体的にイマイチか。★★☆☆☆