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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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ある詩人への挽歌(マイクル・イネス/1938年/現代教養文庫)」、読了。
スコットランド、キンケイグ村。そこに、エルカニー城と言う古城があった。そこの城主であるラナルド・ガスリーは奇行が多く、村人からを変人として恐れられていた。ある厳しい冬の夜、彼が塔から落下し、死んでしまう。はたして、これは事故なのか、他殺なのか、それとも自殺なのか。

スコットランド方言で書かれているため、翻訳が難しく、長い間「幻の名作」とされていた作品。内容はゴシックミステリーと言った感じのものだが、ミステリーとしてはそれほど傑出している訳ではない。別に驚くようなトリックがある訳でもないし、事件そのものも地味なもの。ただ、ラスト近くの怒涛の展開は圧巻。この辺りだけでも、十分に読む価値がある。だが本作の最大の読みどころは、ゴシック小説としての部分。特に描写が素晴らしく、寒々しい冬の村の風景や生活、古城の闇の描写など、非常に読み応えがある。かなりの傑作と言って良いだろう。★★★★☆

今日のアニメ
好きっていいなよ。 #3「人を信じれば……」…ちょっとドロドロ感が気になるなぁ。
新世界より #4「血塗られた歴史」

今日の映画
ハウスメイド(韓国/2010年)
映画館で観た予告編が、えらくインパクトがあったので鑑賞したが、何これ。官能サスペンスとなっているが、単に官能シーンがあるエグイ人間ドラマ。はっきり言って、観ていて非常に不愉快だし、楽しくもない。観なければ良かった…って感じの作品だった。もっとも官能ドラマって、ほとんどがロクでもない作品ばかりで、個人的に唯一面白かったのは「愛人 ラマン(フランス/イギリス/1992年)」だけだもんなぁ。★☆☆☆☆

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