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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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魔女たちのたそがれ(赤川次郎/角川文庫)」、読了。
津田が勤める会社に奇妙な電話があった。「助けて…殺される」、その声には聞き覚えがあった。 幼なじみの依子の声だ。確か彼女は山奥の分校で教師をしている筈だが。気になった津田はさっそく彼女が勤務する分校に向かう。だが到着そうそう、斧を持って襲ってくる依子に遭遇する。

赤川次郎はユーモアミステリーよりダークな話のほうが面白いと聞き、読んでみた。結果、大正解。赤川次郎って、ここまで怖くて、サスペンスたっぷりの話が書けるんだ。この作品は主に、依子が語る話と、現在の話(切り裂き事件)が交互に語られる。謎が謎を呼ぶストーリー、次から次へと意外な展開が起こり、まったく退屈しない。その吸引力と不気味さは一級品。確かに殺人事件は起こるが、その裏で何が行われているのかさっぱり分からない(何か知ってはいけない事実があるような感じだ)。そして異常な事件のため、実に気味が悪くて怖い。最後に登場する意外な共犯者にも、ぞっとする。ここにはいつもの赤川次郎の軽さなど一切なく(いつも通り、読みやすいが)、実に読み応えがある。文句なく、傑作。超お奨め!。ところで、本書ですべての謎が解明されるわけではない(つーか、ほぼ未解決で終る)。すべての謎が解明されるのは、続編の「魔女たちの長い眠り」らしい。これは、すぐにでも読まなければ。

今日のアニメ
乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ #2「入れてください…」…ツンデレの説明にわざわざ、くぎみーを出すとは(笑)。

今日の映画
ストーム・ゴッド(アメリカ/2008年)
ある考古学者が4つの護符を見つけ出し、邪神バアルを復活させようとする話。結構スケールが大きな話ではあるが、それにしては登場人物が少ないし、VFXもしょぼい。つまりB級ホラー&ディザスター映画もいいところの出来だ(TVMだが)。だが面白いのは、この手のB級はその薄っぺらなストーリーを補うために無駄話を延々と行なうものだが、この映画はそれらとは逆で、展開が早い上に情報量が多い。これに関しては評価すべきだと思う(もっとも聞くところによると、かなり科学考証がでたらめのようだが)。低予算映画ながら、悪くない作品だった。ちなみに邪神バアルと言うのは、ソロモン72柱の魔神の1柱。つまり悪魔だが、元々は嵐と慈雨と司る豊穣神だった。それを、あのキリスト教が異教と言うことで悪魔にしたものだ(だから、キリスト教は嫌いなんだ)。

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