真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
今日の一冊
ネシャン・サーガ(1)「ヨナタンと伝説の杖」(ラルフ・イーザウ/あすなろ書房)
ネシャン北域の森で穴に落ちたヨナタンは、奇妙な杖を発見する。そんな夢を、車椅子の少年ジョナサンが見た。1920年代のスコットランドと、ファンタジーの世界で、二つのドラマが進行する。…元々、最初に発行されたのがハードカバー版で、かなり分厚い本だった。現在私が読んでいるのはそれを3冊に分割したコンパクト版で、比較的薄く、読みやすい。だが一冊読んでも、実はハードカバー版の1/3しか読んでいないことになる。しかもハードカバー版で全3巻、つまりコンパクト版で計9巻になる訳で、まだまだ先は長い。さてヨナタンが拾ったのは、実は裁き司にしか持つことが出来ないハシュベトと言う杖で、この杖を裁き司のゴエルに届けるために旅に出ると言うストーリーだ。普通のファンタジーは徒歩で旅をする場合が多いが、この小説は船旅。つまり、海洋冒険談が楽しめるわけだ。ただまだまだ冒険が始まったばかりで、この先船旅だけで終わるのかどうか、まったく分からないが。分からないと言えば、現実世界(つまり1920年代のスコットランドの方)の話は全くと言って良いほど進んでいない。こちらもどう転んでいくのか楽しみだ。まぁ、結構先が知りたくなるようなストーリーなので、さっそく第2巻を読んでみようと思う。
今日のアニメ
・Venus Versus Virus #12「シロイ ミライ」(最終回)…作画的にもストーリー的にも今一歩の出来だったが、それでもそこそこ楽しむことが出来た。しかしなんと言っても、このアニメの魅力は、スミレだったと思う。いや~、マジ可愛かったです。
・風の聖痕(スティグマ) #1「風の帰還」…簡単に言えば、学園伝奇アクションと言ったところか。主人公が風使いで、ヒロインが炎使いで、ふたりともかなり強い。つまり、どうやらふたりの精霊使いのカッコ良さを堪能するアニメのようだ。#1である今回は、作画もそこそこ良く、アクションの演出もなかなか良かった。このレベルが#2以降も続くなら、かなり楽しめる作品になるだろう。今後の展開が楽しみ。
今日の映画
・魚が出てきた日(イギリス/ギリシャ/1967年)
核を扱った映画であるが、全編コメディタッチで、島の住民のドタバタを描いている。ただ些か落ち着きのない笑いなので、あまり私好みでない。だが、この映画の凄いのはラスト。核の影響で魚が次々と浮かんでくるシーンは、それまでがコメディタッチであるため、一気に観ている者を突き放す絶望感だ。更にそれでも踊りまくる住民の狂気。ストーリーはイマイチだが、ラストは一級品の異色作だ。