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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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正月休み3日目。

図書館で借りてきた「カルパチアの城(ジュール・ヴェルヌ/集英社)」、読了。
ジュール・ヴェルヌには珍しいゴシックロマン。…って言うことになっている。実際、物語の前半はそんな感じだ。だが物語も後半以降、段々と冒険&ミステリー色が強くなってくる。そして最後には、今まで起こった怪奇現象もすべて合理的に解決される。つまり、結局これはヴェルヌらしい冒険小説なのだ。そんなわけで、ゴシックを期待して読み始めた私には少々期待はずれの作品となった。まぁ冷静に考えれば、ヴェルヌがゴシックロマンなんか書く筈がないんだよね。ヴェルヌは科学ロマンの人で、ゴシックロマンの人ではないのだから。ただそれを認めたうえでも、欠点の多さを感じる。ひとつは主人公が頻繁に変わるため、感情移入しづらいと言う事。もうひとつ、ブロンドの長い髪と茶色の瞳を持つ清楚で美しい娘・ミリオッタ、そして金色の長い髪と黒い瞳を持つ美貌の歌姫・ラ・スティラ…っとヒロインを二人も出しながら、二人の魅力もあまり出せずに、しかも活躍の場もあまりなく、小説が終ってしまった事だ。結局、題材自体がヴェルヌ向きではなかったんだろうな。なんとも残念。

今日の映画
ティンカー・ベル(アメリカ/2008年)
「ピーターパン」のティンカーベルのスピンオフ作品。…なのだが、子供向きの良い所で(小学校の低学年くらいか)、まったく食い足りない。「自分の才能(&仕事)に自信を持て」っと言う教訓的なテーマも今更と言った感じ(まぁ子供の観客もいるだろうが)。まぁ、その程度の作品だ。ところでアメリカではどうだったか知らないが、私が観た劇場では観客がほとんどおらず、ガラガラだった。こんな調子で後3作も作るつもりか?(4部作にするらしい)。少なくとも私はもう観ないと思う。(続きは[本館]で)

椿三十郎(東宝/2007年)
黒澤明の同名映画のリメーク。…なのだが、何だ、このつまらなさは。同じ脚本を使っているのに、何でこうも酷くなる。オリジナル版が持っていた迫力、痛快感、話の面白さがまったく感じられない。ひとつは役者の悪さだろうな。確かに三船だって、決して上手い役者ではなかった。だがスターとしての風格やオーラが違うのだろう(織田の酷さは当然だが、中村玉緒の大根ぶりにはビックリした)。ところで最後の対決のシーンだけ、何故か変更している。オリジナルは長~い間の後、一瞬で勝負がつく。だからこそ、あれだけの名場面になったのに、このリメーク版は改悪も良いところだ。はっきり言って、作るべきでなかった作品だ。

福岡人向けライブ情報
アニうた2009 KITAKYUSHU
日時:2009年2月21日(土)、開場 14:30、開演 16:00
会場:北九州メディアドーム
出演:JAM PROJECT(影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、福山芳樹、奥井雅美)、May'n、桃井はるこ、米倉千尋、影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし
http://www.rkb.ne.jp/aniuta2009/index.html
マジすかぁ。まさか地元でこんなビッグなイベントがあるとは思わなかった。影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろしは今更だが、May'nとモモーイのステージは是非観たい。まぁチケットが取れればの話だが。

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