真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「夜のピクニック(恩田陸/新潮文庫)」、読了。
北高の最大行事である「歩行祭」。それは全生徒で24時間かけて80㎞を歩く伝統行事。そのときに、友人どうしで脈絡のない事を延々と喋っている…それだけの内容。勿論、事件らしい事件は起こらないし、ドラマチックな展開もない。…なのだが、これが結構面白い。あと、恩田陸なのでミステリーを期待するが、融と貴子の関係が若干ミステリーっぽいくらいで、本作はあくまでも青春小説。その辺りが好き嫌いが分かれるところかな。個人的には、本作も楽しんで読んだが、同作家の同趣向の「黒と茶の幻想」の方が好きかな。あっちの方が完成度が高いし、何よりも読んでいて格段に面白かった。こっちは、ちょっと青臭いんだよね。その辺りが残念。★★★☆☆
ところで、恩田陸の名前が出たついでに書いておくが、彼女のベストは個人的にはやっぱ「蛇行する川のほとり」だな。ちなみに、彼女同様に追いかけて読んでいる作家は篠田真由美と三津田信三。この2人のベストは、篠田真由美は「アベラシオン」、三津田信三は「作者不詳 ミステリ作家の読む本」か「禍家」か、だな。
今日のアニメ
・冴えない彼女の育てかた #11「伏線回収準備よし」&#12「波乱と激動の日常エンド」(最終回)…「ぱちもん幼なじみ」、ワロタ。しかし、2話連続放送だったのか。仕方ないので、#12は某所で補完。後半、駆け足過ぎたが、今期一番面白いアニメじゃなかったかな。
・神様はじめました◎ #11「神様、こどもにもどる」
・RAIL WARS! #7「似合ってたと思うけどな」…結局、ハーレムじゃん。
今日の映画
・窓(アメリカ/1949年、)
いつも嘘をついている少年が、ある日、殺人を目撃する。当然、彼の言う事を誰も信じなくて。…っと言うサスペンス映画。噂は以前から聞いていたが、ようやく現物を観る事が出来た。いや、これはなかなかの傑作。非常に単純な話ではあるが、いやだからこそ、サスペンスが半端ない。特に後半の犯人が少年に迫ってくるサスペンスは尋常じゃない。それにしても、この時代のサスペンス映画には傑作が多いな。あと、聞いた話では、リチャード・フランクリン監督の「ビデオゲームを探せ!」は本作のリメイクらしい。そう言われれば、そんな感じだな。話自体はかなり変えているが、あれもかなり面白かった記憶がある。★★★★☆
「窓」をご覧に成られたそうで、実にうらやましいです!!
私は本などで知っている程度でみていません。
(昔、ヨドチョウさんが出演していた
ラジオ名画劇場で紹介していました)
確かにこの時代の作品は、かなり丁寧に作られた
作品が多いので、今の作品を作っている監督達に
観てもらいたい気がします。
さて、以前紹介した本はそろそろよみはじめたでしょうか?
実はあの本、同じ作品が少し形を変えて収録されているので、ちょっと肩透かしを食らうかもしれません。
かなり高い本を購入していただいたのに
先に話さなくて申し訳ありません。
>「窓」をご覧に成られたそうで、実にうらやましいです!!
「窓」はDVDが発売されていたので、購入して観ました。
値段もそれほど高くなかったので。
最近、古い映画がDVDで大量に発売されているのは嬉しいのですが、全部が全部購入出来ないので、本当に観たい作品だけを選ぶのが大変です。
>(昔、ヨドチョウさんが出演していた ラジオ名画劇場で紹介していました)
な、懐かしい。
私も聞いてました(歳がバレそう(笑))。
放送時期から考えて、聞いていたのは終わりの方だと思いますが。
私はこの番組でメアリー・ピックフォードの「雀」を知りました。
>さて、以前紹介した本はそろそろよみはじめたでしょうか?
現在、第二章の真ん中くらいです。
(私は)3~4冊同時に読むので、長編に比べ、短編集はどうしても遅れ気味になってしまいます。
>実はあの本、同じ作品が少し形を変えて収録されているので、ちょっと肩透かしを食らうかもしれません。
ああっ、確かに有りましたね。
この程度、全然OKなので、気にしないでください。