真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
家の中にある積本がとんでもなく増えたので、ここ数年、ほとんど本を買ってない(小説を…です。雑誌は定期的に購入)。それで読む端から捨てているのだが、それでも積本の山にほとんど変化がないのが何と言うか。最近、欲しい本があまりないのが救いかな。しかし、今のペースだと、たぶん全部消化するのに20年くらいかかりそう(汗)。そんな中、評判が良いのでハヤカワ文庫の「巨獣めざめる」を久しぶりに購入。まぁ、偶にはイイだろう…って事で。
今日のアニメ
・とある科学の超電磁砲S #6「あたし…みんなのこと見えてるから」
・宇宙兄弟 #58「本気の失敗」
今日の映画
・クロユリ団地(松竹/2013年)
「怪談」の頃から感じていたのだが、最近の中田秀夫、演出力が明らかに落ちたな。「リング」や「女優霊」のときは、きめ細かいうえに、パワーがある演出力でホント凄かったのに。勿論、本作に関しては他にも問題があり、例えばストーリー。これが若干複雑すぎてイマイチ。この手のホラーはもっと単純で良いと思う。また中盤の意外な展開も、初めの方で見当がつくのも難(…だって、明らかにおかしいもん)。あと、主人公の好奇心が無駄に強いくせに、神経がか細すぎると言う性格も、観ていて結構イライラする。そんな訳で、かなり不満の多い作品ではあったが、安易に凡作として処理するのも勿体ない。実は結構良いところも多いのだ。
(1):主人公が追い詰められて、どんどん精神が侵されていく過程。この辺りの描写は圧巻。それにしても、精神が逝ってしまった女性って、何でこうもエロいんだ。(2):人間の弱みにつけ込んでくる悪霊。この辺りは、嘗ての怪談ものを彷彿させて楽しい。結界の中などに立て篭もれば、「ゲゲゲの鬼太郎」の「死人つき」的な展開になって、もっと面白くなったのに。(3):アンハッピーなラスト。主人公が完全に精神○○している辺りのハードさは圧巻。やっぱ、Jホラーはこうでないと。ただ残念なことに、主人公の女優に演技力がない為、あまり狂気が伝わらない。まぁ凡作には違いないが、色々と惜しい作品だった。一歩間違えれば、傑作になったと思うよ。★★★☆☆