真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「ホビットの冒険(上)(J.R.R.トールキン/岩波少年文庫)」、読了。
冒険より安全な日常を好むホビットたち。彼らの一人であるビルボ・バギンズの前にガンダルフが現れ、無理矢理彼を冒険に連れ出す。13人のドワーフの旅に、忍びの才能に長けたホビットが必要と言うのだ。一行は東の果てにある「はなれ山」を目指すが。
映画「ホビット」を観た後、無性に読みたくなって、一気に読了。一応、児童書となっているが、「指輪物語」とあまり変わらないような印象。つまり、大人でも十分に楽しめる作品になっている。しかも個人的には「指輪物語」より、こちらの方が好きだ。戦記色が濃厚な「指輪物語」と比べ、こちらは完全に冒険ものになっているし、スリルやサスペンスも上質。次々と起こる困難や、異世界の描写も見事。ビルボ・バギンズの成長の物語としても出来が良いし、何よりもガンダルフがカッコ良すぎ。実に楽しい作品に仕上がっている。上巻の内容は、前半が「旅立ち」、中盤が「ゴブリンと地下ダンジョン」、後半が「闇の森」っと言った感じ。特に中盤と後半は楽し過ぎ(つまり、本篇の大半が(笑))。まさに、RPGを地で行く内容と展開で、ワクワクして読んだよ。まぁ、実際はRPGが本作を手本にしているんだけどね。さて、すぐにでも下巻を読まないと。★★★★★
ついでなので、映画との比較を。読むと一目瞭然で、映画がかなり原作である本作を忠実に映像化しているのが分かる(変更している部分も少しあるが)。そして、映画が色々な要素を追加しているのが分かる(ピーター・ジャクソンによると、追加部分は「追補編」を元にしているらしい)。そのため、原作の方が、映画のダイジェスト版のように見えてしまう。この辺りの、原作と映画との関係が逆転しているのが面白い。普通ではちょっと考えられないよ。
今日のアニメ
・ヨルムンガンド PERFECT ORDER #23「ウォーモンガー」
今日のドラマ
・スーパーナチュラル(シーズン4) #19「もうひとつの家族」&#20「憑依された男」…#19→グールが登場。退治方法は頭を吹っ飛ばすだけ…って、TVドラマとは思えない過激さ。#20→本シーズンメインの天使と悪魔の話。イマイチ。