真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「アトランティスを探せ(上)(デイヴィッド・ギビンズ/扶桑社ミステリー)」、読了。
考古学者ジャック率いる国際海洋大学の調査船シークエストが、地中海・クレタ沖の海底で古代の沈没船を発見した。その中には黄金が満載されていたが、特に皆の注目を集めたのが、記号文字が彫られた金の円盤だった。一方、ジャックの友人であるモーリスも、エジプトで不可解なパピルス文書を発見する。これらによって、遂に幻のアトランティス大陸の場所が判明していく。
最近では珍しい海洋冒険もの。とにかく知識量が膨大なので、それらを読むだけで楽しい。ただ、内容のわりに意外とワクワクしない。これは作者の筆力の無さなのか?。少々残念な印象だが、この辺りは下巻でのテンションアップに期待すると言う事で。残念と言うば、もうひとつ。作者のサービス精神の為か、アトランティス調査だけの内容で終わってなく、アクションや政治情勢などの部分も多い。これって内容が内容だけに、個人的には逆にウザイと思うのだが。もっと純粋なアトランティス調査の冒険小説で良かったと思う。…っとは言うものの、楽しい作品だったので下巻が楽しみだ。
今日のアニメ
・緋弾のアリア #4「武偵殺し」
・電波女と青春男 #4「右腕骨折全治一箇月」
・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 #2「ゆうしゃめんま」…ゲットだぜぇぇ。
・花咲くいろは #8「走り出す」…また出てきた、あのダメ経営コンサルタントが。
今日の映画
・座頭市 THE LAST(東宝/2010年)
ある村で一度は百姓になろうとした市だが、その村もヤクザに支配されていて…っと言う話で、市の最後を描いたシリーズ完結編。…なのだが。酷い、これは酷過ぎる。劇場公開当時、まったく観客が入らなくて、大赤字だったらしいが、これは当然だ。香取慎吾を市にキャスティングした時点でその酷さが決定したようなものだが、演出、脚本共に最低。観客を楽しませようと言う意気込みがまったく感じられない。はっきり言って、この作品に限らず、日本映画終わったな…って感じだ。話題にもならない映画の中には稀に良い作品があるが、話題作、特にメジャー系の作品に碌な作品がない。結局、アニメ(もしくはコミックの実写化)に頼っている状況だが、そのアニメ(&コミックの実写化)にしたって、どんどんレベルが下がっている。現状、とても日本映画が良くなる気配がないよ。