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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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悪魔人形(江戸川乱歩/ポプラ社)」、読了。
本屋で偶然見つける。「ビブリア古書堂の事件手帖」で紹介していたのを思い出し、購入。明らかに子供向きの作品だが、これがむちゃくちゃ面白い。字も大きく、それほど厚くない事もあって、1日で一気に読み終わった。ストーリー自体はかなり破綻しており、わざわざ紹介するほどのものではない。でも、誘拐事件と人形怪談をミックスさせた、その内容はかなり楽しい。子供向きながら、乱歩らしい耽美さや怪奇趣味が実に良い。やっぱ、江戸川乱歩は凄いなぁ…って再認識した次第。あと、小林少年が事件調査の為に女装するシーンは、「げんしけん」の波戸を思い出して、萌えてしまった(爆)。まさに男の娘の元祖だな。★★★★☆

今日のアニメ
銀河烈風バクシンガー #1「惑星海に来たやつら」…巨大ロボット版「新撰組」。あまりの懐かしさに、再見する事にした。

今日のドラマ
ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ(セカンドシーズン) #7「ナブルスの兄弟」…盗まれたカードから、敵に居場所を知られる。それにしてもジョン・コナーのガールフレンド、ウザ過ぎ。

今日の映画
七人の侍(東宝/1954年)
たぶん、4~5回目の視聴。個人的には日本映画史上ベスト1、世界映画史上でもベスト5に入る名作だ。脚本、演出、構成、スケール、アクション、そのすべてにおいて文句のつけようがない。かなりの長尺であるにもかかわらず、まったく退屈しない。まさに最高最強のエンターティメントと言って良いだろう。それにしても、脚本が見事だ。前半は戦の準備をコミカルに描き、後半は野武士相手の戦いの連続。そのアクションは今観ても大迫力だ(…って言うか、未だにこのアクションを超える日本映画は出てきてない)。脚本と言えば、脇役の一人一人まで実によく描き込んでいる。無駄な登場人物なんて、一人もいない。守る相手が必ずしも善人でない…っと言う設定、「勝ったのはあの百姓だ」と言う台詞から分かる底辺で生きる人間の強かさの描き方も実に見事だ。通り一遍の安易な脚本じゃないんだよな。

あと、七人の侍のキャラが個性豊かで実に良い。リーダーであり弓の達人の勘兵衛(志村喬)、百姓の出で大剣を操る菊千代(三船敏郎)、最年少で百姓の娘・志乃に恋する勝四郎(木村功)、参謀の五郎兵衛(稲葉義男)、槍の達人の七郎次(加東大介)、ムードメーカーの平八(千秋実)、七人中最も腕の立つ凄腕の剣客・久蔵(宮口精二)。その誰もが生き生きと描かれている。また、菊千代の「こいつは俺だ」の台詞は泣かせる。とにかく、本作は欠点がないんだよな。やっぱ、全盛時代の黒澤明は凄いよ。「世界よ、これが本当の日本映画だ!」。★★★★★

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