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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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訪問者(恩田陸/祥伝社)」、読了。
第一印象、「本当にこれ、恩田陸の作品かぁ?」。何が恩田陸らしくないって、とにかく彼女らしい吸引力がまったくないのだ。しかも、孤立した館、以前この館に住んでいた女性の幽霊、庭に転がる死体、映画の脚本の中の奇妙な描写などなど、道具仕立ては満載なのに。今までの彼女なら、ページを捲るのさえもどかしくなる様な文章を書いた筈だ。確かに5幕の最後の方で悪寒が走る、ぞくっとする展開があった(マジ、怖かった)。だが、彼女らしいのはここだけ。更に続く6幕で事件の真相が語られるのだが、ここがまた拍子抜け。まぁ、こう言う真相のミステリーも悪いとは言わない。でも、ガッカリしたのは事実だし、もう少し書きようがあったと思う。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」、そんな感じの小説だった。彼女の才も遂にここまでなのか、今回偶々調子が悪かったのか分からないが、いずれにせよ、彼女の作品の中では下のランクに位置する作品に違いないだろう。

今日のアニメ
スター・ウォーズ クローン・ウォーズ #13「ジェダイの遭難」

今日の映画
バルスーズ(フランス/1973年)
2人の男が気ままに旅を続け、旅先で女を犯し、窃盗すると言うロードムービー。ダメだ、これは私向きの映画じゃない。ストーリーはあってないようなものだし、主人公の2人は平気で女に暴力をふるうので、まったく感情移入できない。単に下ネタと裸がウリではなぁ。ただ、出てくる女優はやたらと豪華。列車で強姦される若妻が「禁じられた遊び」のB・フォッセーだし、主人公たちとやった後に自殺する中年女がなんとJ・モロー、主人公たちと旅を続ける不感症女がミュウ・ミュウ。中でもミュウ・ミュウの可愛さは群を抜いている。彼女を見ただけで、まぁ良かったとするか(笑)。…にしても、三人ともよくこんな映画に出たなぁ。

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