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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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茨文字の魔法(パトリシア・A・マキリップ/創元推理文庫)」、読了
どうも私はマキリップの小説とは些か波長が合わなく、彼女の小説を今までさほど面白いとは思わなかった(「妖女サイベルの呼び声」だけは面白かったが)。ただ今回は興味を引く内容だったので、読み始めることにした。内容はいつものマキリップものと同じで、複数の登場人物のエピソードを代わる代わるに語るもの。そんな訳で面白いのは面白いが、さほど凄いとは思わなかった。ところが中盤以降、それら複数のエピソードが繋がりを見せ始めた辺りから、俄然と面白くなってきた。特に仮面の魔術師ケインの正体や、ネペンテスの出生の秘密などはなかなかのもの。しかも後半になるほど話が盛り上がりを見せ、最後の方は一気に読んでしまった。これはなかなかの傑作だ。

今日のアニメ
アキカン! #10「変わらぬ今日にカン謝」

今日のドラマ
柳生一族の陰謀 #31「呪いの藁人形」

今日の映画
黒い家(韓国/2007年)
貴志祐介の同名小説の二度目の映画化。一度目は日本で森田芳光監督が映画化。ただ原作を読んでいる者から見て、この森田版映画はコミカルすぎて、あまり面白くなかった(個人的に森田芳光は大した監督だとは思ってないし)。…で今回は韓国版だが、こちらはなかなかの出来。原作の持つ薄気味悪さを見事に映画化しており、傑作と言って良い。イファが一見大人しそうな女性として登場しながら、段々と狂気の素顔を見せていく辺りもかなり怖い。ジュノが過去にトラウマがあるとは言え、あまりにもお人好しだったり、ノロマだったり(これらの描写は観ていてイライラする)、クライマックスが蛇足だったり、そう言う不満も確かにある。だが、それを承知のうえでも、サイコホラーの傑作と言って良いだろう(実はサイコホラーって苦手なんだけどね(笑)>私)。ただ、かなりグロ&スプラッター全開の映画なので、苦手な人は観ないほうがイイかも。

劇場版 空の境界 第三章 痛覚残留(アニプレックス/2008年)
今回はスプラッター全開なエピソードになっている。まぁ予てよりそう言う傾向はあったが、今回は骨は砕ける、手足は千切れる、頭はもげるとかなりエグいシーンの連続。ただ映画の内容はそんなシーンより、あくまでも少女の悲しみが中心だ。また怪物的な力を持ち、限りなく危険ではあるが、薄幸さな少女と言う設定はかなり萌える。しかもCVが能登麻美子だし。主人公の式より、藤乃がメインのなかなか良いエピソードだったと思う。まぁ前回よりは落ちるが。
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