真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「ドラッケンフェルズ(ジャック・ヨーヴィル/HJ文庫)」、読了。これは、TPRG「ウォーハンマー」の世界観をベースとしたファンタジー小説だ。冒頭、いきなり悪の大魔術師討伐が始まり、まさに王道の冒険ファンタジーの展開を見せるが、話が途中でプッと途切れ、時代は一気に25年進む。そして話は一転して、なんと先の大魔術師討伐を劇で行おうとしている劇団員が次々と殺されていくミステリーになってしまう。なんだ、これはファンタジーの世界で行われるミステリーなのか…っと思い、読み続けていると、なんとラスト数ページで再び冒険ファンタジーに早変わり。なんとも、凝った面白い構成だ。実は劇団員を殺したのは誰か…なんて部分は別にどうでもよく、犯人も皆が思う人物。やっていることは王道の冒険ファンタジーなのだが、切り口と言うか、展開と言うか、ちょっと新鮮さを感じるファンタジー小説だった。これは人気が出るのも頷けるよ。
だが実はこの小説の最大の魅力はそんな部分より、別の部分にある。それは、主役のジョヌヴィエーヴだ。彼女は、一見金髪の16歳の少女だが、実は663歳の美貌の吸血鬼。なんとも魅力的な外見なのだが、その内面のほうも実に可愛い。もしかしたら、この小説はジョヌヴィエーヴ萌えの小説かもしれない(※)。いや、そうに違いない(言い切ってしまう(笑))。たぶんこの小説を読み終わった後、誰もが彼女の魅力にメロメロになる筈だ(少なくとも私はなった(笑))。そんな訳で、残りのシリーズも彼女目当てで読むつもりだ(笑)。
(※:人によっては、前半に登場する一見12歳、実は1100歳でジョヌヴィエーヴと百合百合な関係にある(本当か?(笑))の女吸血鬼・メリッサの方かも知れないが(笑))
今日のアニメ
・D.C.II ~ダ・カーポII~ #1「小さな恋の季節」…前シリーズより、キャラに魅力がないなぁ。これは視聴中止で良いかな、かな。
・スケッチブック ~full color's~ #3「青の心配」…今回は前2話より、出来が良かった気がする。スタッフもようやく、ノッてきたのかな?。特に前半の空の天然さが楽しかった。勿論、後半の祭りのシーンもなかなか良かったと思う。ところで祭りのシーンでかかっていたBGMがかなり良かったので、サントラが欲しくなったよ。発売されないかな?
・スカイガールズ #12「さよなら追浜」
・エル・カザド #20「囚われた女」
今日のドラマ
・有閑倶楽部 第1話
まったく期待してなかったが、結構面白かった。金と権力の生徒会、そうそう原作も確かにこんなだったよ。痛快で、楽しくて、最後にスカッとする。最近、変にシリアスでテーマ重視の作品が多い中、こう言う作品は貴重だ。これでアクションがもう少し上手ければ、最高なのだが。ところで一条ゆかり大先生と言えば、個人的にはこちらより「こいきな奴ら」の方が好きなので、「こいきな奴ら」の方を映像化して欲しいなぁ。もっとも、キャスティングがむちゃ大変だと思うが(笑)。