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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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禁じられた城の秘密(ジェニファー・セント・ジャイルズ/扶桑社)」、読了。
夢による予知能力を持つキャシーは、従姉のメアリーの不吉な夢を見る。メアリーの身を案じたキャシーは、彼女の住み込み先であるキルダレン城へ向かう。そして案じた通り、メアリーは失踪していた。事件の真相を調べるため、キャシーは城へメイドとして潜入するが。

あらすじを読んで、なかなか面白そうじゃん…っと思って読み始めたが、比較的最初の方で作者が誤った展開をしている事に気がついた。それは「メイドとして潜入する」っと言う事。私も最初は潜入捜査みたいで面白いなぁ…っと思ったが、小説はメイドの仕事を延々とこなす主人公を描写するだけ。つまりメイドには日々の決まった仕事があり、とても調査どころではないのだ。やはり、この手の小説の主人公はある程度自由の身でないと話が進まないよ。そんな訳で、ようやく話が転び始めるのが、ラスト近くになってから(城主の娘が行方不明になった辺りから)。…っと言っても、最後まで謎の大半は解明されないままで、続きは続編で…っと言ったところらしい。何だかなぁ。ちなみに本作は「キルダレン」シリーズの第一弾で、以下、「竜ひそむ入り江の秘密」、「海を渡る呼び声の秘密」と続く。あと、本作がターゲットとしている読者が女性らしい。そのため後半、ミステリーと言うよりは恋愛小説の色合いが強くなる。この辺りも、読んでいて非常に恨みが残った。大体、帯に「これぞゴシック・ロマンス」っと書いているが、空間も描けないで「ゴシック」を名乗るな…っと言いたい。つまり、非常に失望した作品だった。はっきり言って、とても続編を読む気になれない。

今日のアニメ
裏切りは僕の名前を知っている #14「契約という名の鎖」
Pandora Hearts #2「断罪の嵐」(再見)

今日の映画
ナック(イギリス/1965年)
貸し部屋を営む小学校教師と、田舎からやってきた娘を中心としたドタバタコメディ。ドタバタと言ってもモダン&ポップなティストで(当時としては)、泥臭さはない。実に不思議な感覚をした映画だ。ただ、感性のズレをネタにした笑いは、個人的にあまり好きじゃない。なんか見ていて、イライラする。はっきり言って、好みの映画ではなかった(実は最初、青春映画だと思って観ていたのだ(笑))。ジョン・バリーの音楽はかなり良いんだけどね。

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