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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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樹魔・伝説(水樹和佳子/ハヤカワ文庫)」、読了。
「ケシの咲く惑星」、「月子の不思議」、「樹魔」、「伝説」、「墓碑銘二00七年」の5作品を収録した短編集。この中で特に重要なのが「樹魔」と「伝説」。南極で植物が熱エネルギーを出している。どうも植物が進化したのが原因らしい。それも僅か5年で。イオは現地に調査に向かうが…っと言った内容の「樹魔」。そして、その続編の「伝説」。いや~、まさにSF。しかも、少女漫画からこれほどの作品が出ているのが凄い。個人的にはよりスケールアップした「伝説」の方が好きだが、実はこの作品、星雲賞を受賞しているのだ。さすがだね。

ちょっと話が横道にそれるが。少年漫画はある日、突然バカになった。80年代「ジャンプ」がその良い例で、あるのは程度の低い「バトルだけ漫画」だけ。これにより部数は伸びた様だが、私はちっとも楽しくなかった。当然、そんな少年漫画から離れていった者も多かったが、その人たちが(私も含めて)たどり着いたのが少女漫画。そこには少年漫画が失った、純粋なSFが数多くあったのだ。この作品もその一つと言う訳。しかし、いまだに80年代「ジャンプ」の「バトルだけ漫画」がイイって言っている人の気がしれない(私の会社の同僚にも、やたら多い)。
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今日のアニメ
シムーン #18「葬列」

今日の映画
変態島(フランス/ベルギー/イギリス/オーストラリア/2008年)
昨日に続いて、「変態」シリーズを(笑)。大津波で幼い息子を波にさらわれた夫婦が、記録ビデオの中に息子らしき姿を見つけ…っと言った内容だが、実は人身売買が絡んだ話でかなり不愉快。ラストの子供を使ったグロシーンも相当に悪趣味。エマニュエル・ベアール主演なので、昨日の作品よりはマシかなぁ…っと思ったが、やはりクズ映画だった。エマニュエル・ベアールも「天使とデート」の頃の輝きはないし。

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