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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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氷姫-エリカ&パトリック事件簿-(カミラ・レックバリ/集英社)」、読了。
海辺の古い家で、氷に覆われた美しい女性の全裸死体が発見された。死体発見の現場に居合わせたエリカは、その死体が親友のアレクスであることを知る。変わり果てた親友のため、エリカは幼なじみのパトリックと共に犯人探しを始めるが。

基本的に私は最近のミステリーを読まないようにしている。…っと言うのも、最近の作家は「ただのミステリーにはしないぞ」って言う野望が強く、本編とは関係ない人間ドラマをダラダラと書く傾向が強いためだ。しかも、その人間ドラマがちっとも面白くない。第一、本がやたらと分厚くなって読むのが大変だし、肝心の事件が薄っぺらになり、読後の満足感が薄い。作者も、読者が何を望んでいるのか少しは考えて欲しいものだ。

では何故、そんな状況の中で本作を読もうとしたのかと言うと…、タイトルと、スウェーデン産のミステリーと言うことに魅かれたからだ。まぁ確かに「ミレニアム」っと言うスウェーデン産のミステリーもあるが、細かいことは気にしないように(笑)。でも「氷姫」っと言うタイトルはなかなか魅力なタイトルだ。さてさて、肝心の小説の出来だが、先に書いたように本作も他の作品と同様に、「人間ドラマを描く&ただのミステリーにしない」っと言う傾向が強い。でもその辺りの記述は比較的控えめだし、あくまでも「犯人さがし」を中心に描いているのに好感が持てる。ただ捜査の過程でも、謎解きでも一向にワクワクしないし、事件自体にも魅力がない。確かに真相部分はそれなりに面白いが、傑出しているわけではない。つまり、2流ミステリーもいいところの出来なのだ。北欧の寒々しい描写がもう少し上手く描かれていて、登場人物がもう少し魅力的なら、少しは読める小説になったと思うが。…にしても、最近はこの程度のミステリーでベストセラーになるのか?

今日のアニメ
乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ #9「初体験です☆」…デートの回。メイド隊が絡んでこないので、少々盛上がりに欠けるような。ところでOP曲の「挑発Cherry Heart」、最初はあまり気にしてなかったが、最近良い曲だなぁ…っと思うようになってきた。CD、買おうかな。

今日の映画
交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい(東京テアトル/2009年)
TVシリーズの再編集版かと思っていたら、完全新作アニメだった(TVシリーズのカットもいくらかあるらしいが)。しかもTVシリーズとは、設定もストーリーもまったく違うものになっている。つまり登場人物が同じだけで、TVシリーズとは別の世界を描いているわけだ。アネモネに至っては、まったく別人だし。後はレントンとエウレカのイチャイチャ度がアップしているし、レントンがTVよりほんの少しだけカッコ良くなっている。さて肝心の作品の出来だが、全体的にイマイチかな。宗教色がやたらと強いし、ストーリーも微妙なので、個人的にはあまり好きじゃない…っと言った感じ。カメラが縦横無尽に動く廻る、大空での戦闘シーンは大迫力だったけど。

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