真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「夜(赤川次郎/角川ホラー文庫)」、読了。
突然襲った大地震。このため橋が落ち、郊外の15軒の新興住宅地が孤立してしまった。電気も途絶え、外部との連絡が出来ない状況の中、暗い夜の闇が訪れる。そして、その闇の中に、赤い二つの目を持つ、大型の獣がうごめいていた。
これは面白かった。閉ざされた出口のない空間、その中でうごめく人間に害をなす獣、しかも大勢の怪我人で思うように行動できない主人公たち…。まさにサバイバルサスペンスの王道を行く内容だ。しかも赤川次郎の筆が冴え渡り、ここには彼らしい軽さもない。スリル、サスペンス、人間模様、そのどれもが素晴らしく、かなり読み応えのある作品になっている。たぶん彼の作品の中でも1、2を争う出来の良さじゃないかな。一級のサスペンスものだ。ところでキャラの中で、みゆきが魅力的(たぶん、小学校低学年と思われる)。ロリキャラだからと言うのではなく(笑)、サスペンスと事件解決の重要な役割になっているからだ。特に彼女が「来るよ」っと叫ぶシーンのサスペンスと言ったら、もう(それ以外でも「誰かいる」とか「何か音がする」とかも)。
今日のアニメ
・とある科学の超電磁砲 #3「ねらわれた常盤台」…相手が相手だけに美琴も本気を出してないので、#1ほど痛快感がないのが残念だ。
・こばと。 #3「…雨の贈りもの。」…#3まで観たけど、一向に面白くならない。視聴中止。
・イリヤの空、UFOの夏 #5「最後の道」&#6「イリヤの空、UFOの夏」(最終回)…なんか、あまり面白くなかったな。(東映アニメーション/2005年/OVA)