真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
図書館から借りてきた「エルフランドの王女(ロード・ダンセイニ/月刊ペン社)」、読了。
主人公のアルヴェリックが、エルフランドの王女リゼラルと共に人間界へ戻って、二人は結婚が結婚する…って言う部分はホンの序の部分で、メインの話はそこから始まる。つまり、「めでたしめでたし」から始める物語なのだ。それは生まれの違いによる不和と誤解の物語であり、苦悩と試練と、そして理解(愛か?)の物語である。しかも、冒頭からラストまでかなりの時間経過があり、一種の大河物語であると言って良い。そこには凡庸なファンタジーなどが及びもしない上質なドラマがある。また黄昏の国境、青色に輝く宮殿、そしてエルフランドの自然の描写が実に美しい。ただ、ただである。この作品の素晴らしさは分かるが、どうしても思ったほど私は入り込めなかった。感動的なラストも思ったほど感動できなかった。これが私の肌に合わなかったのか、書かれた時代と現代の差によるものか分からないが、ちょっと残念な気がする。
今日のアニメ
・二十面相の娘 #22「チコ」(最終回)…切り裂きジャックの回。オリジナルストーリーかな?。幼年時代の小林少年が出てきたりと、細かい部分が面白い。ところでチコが「日本に帰る」って言ってたけど、これは新シリーズ「二十面相の娘 少女探偵団」があるって考えて良いんだよね(雑誌連載もまだ始まってないけど(笑))。
・かんなぎ #2「玉音アタック!」…今週も面白かった。日常的描写や細かい仕草が実に良い。今期のアニメの中で一番面白いかも。ところでお嬢さま的なナギ(猫かぶりとも言う(笑))が良い☆
・ケメコデラックス! #1「鋼鉄の花嫁」…良くも悪くも水島努アニメだ。演出やギャグが濃いすぎる。ダメだ、生理的に受け付けない。視聴中止。
今日の舞台
・SISTERS-シスターズ-
以前首吊り自殺があったホテルの一室での狂気と破滅の人間模様。…ってところか。ただ怪奇やサスペンスよりは、ドロドロとした人間関係がメイン。実は以前、こちらで公演があったので観ようかと思っていた作品だったが、今回wowowで観て、観なくて良かったと思った。変に理屈っぽい会話がうざいし、憎しみだけのドラマも好きじゃない。