真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
昨日は暖かかったんだけど、今日は一転して寒い。「アニうた」も近いことだし、体調を崩さないようにしないと。
図書館で借りてきた「フランス幻想小説 吸血女の恋(テオフィル・ゴーチェ/現代教養文庫)」、読了。
ゴーチェの幻想小説を四編収録。各コメントは以下の通り。
「吸血女の恋」→私がまだ若かった頃の話。私が司祭の職についたとき、実に美しい女性と出会った。ブロンドの髪と、青い眼、赤い唇、そして色白の肌。彼女はクラリモンドと言う名だった。一目で彼女に惹かれた私は、日々思いが募っていく。やがて私は彼女が娼婦であることを知るが。…タイトルから分かるように、吸血鬼もの。だが恐怖より、幻想的な作品になっている。特に死んだ筈のクラリモンドが、ある夜、薄着でランプを片手に部屋に現れるシーンの幻想的な美しさと言ったら。そして実に色っぽい(いや、妖艶か)。また「一滴、ちっちゃな赤い一滴だけ、針の先にちょっぴり赤くつくくらい」と血をねだる可憐さと純情さもかなりのもの。女吸血鬼ものの傑作だ。(1836年)★★★★☆
「カンダウレス王」→兵士ギュゲスは、カンダウレス王の后ニュシアに好意を持っていた。ある日、自分の后を見せびらかしたい王は、ギュゲスにニュシアの寝室をのぞけと命令する。…まるで艶笑喜劇のような展開だが、後半愛憎劇に変わっていく。歴史小説と言っても良いかも。ただあまり私好みじゃない。★★☆☆☆
「千二夜物語」→私が「今日は何もしない」と誓った日に女が現れた。女は自分は「千一夜物語」のシャハラザードと名乗るが。…「千一夜物語」の続編のような作品。話もあまり面白くないし、オリエンタルムードはあまり好きじゃない。★★☆☆☆
「双つ星の騎士」→嵐の夜に現れた異国の男が立ち去ると、エドヴィジュが悲観に暮れた。やがてエドヴィジュは男の子を産んだ。だが、この子は天使と悪魔の、ふたつの性格を持っていた。…善と悪の戦い、ある意味、正統派のファンタジーだ。悪くない。★★★☆☆
今日の映画
・マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋(アメリカ/2007年)
最近、「一見子供向きだが、実は大人向き」って映画が多いが、これは完全に子供向き。底の浅く、落着きが無く、とても大人が観れる映画じゃない。「魔法を信じましょう」って言うテーマもわざとらしい。CGやデジタル合成満載の映像もうるさいだけ。かなり最低の映画だ。…にしても、ダスティン・ホフマンはこんな映画に出るべきじゃないよ。ニューシネマでデビューした役者なので、違和感ありすぎ。これはある意味ファンへの裏切りだ。
福岡人向けイベント情報
・奥井雅美 New Album 「Akasha」発売記念
日時:3月8日、14:00~
場所:福岡スクールオブミュージック
http://www.animate.co.jp/animate/event/event0321.html
・「機動戦士ガンダム00」セカンドシーズン BD&DVD発売記念 Gフェスティバル2009
日時:5月24日
場所:NTT 夢天神ホール
出演:宮野真守、吉野裕行、神谷浩史
http://dbeat.bandaivisual.co.jp/g-fes2009/