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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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キキ・ストライクと謎の地下都市(キルステン・ミラー/理論社)」、読了。
現代のニューヨーク。アナンカは陥没した穴の中に、奇妙な地下空間を発見した。どうやらニューヨークの地下には、誰も知らない地下都市があるようだ。だが、その穴はすぐに埋められた。そんなある日、学校に転校生が現れた。白い肌、白い髪、そして全身黒づくめの少女。彼女の名は、キキ・ストライク。キキに興味を持ったアナンカだが、キキの方から接触してきた。「地下都市、シャドウシティを調査しないか」っと。

読む前は、地下都市を探検する冒険小説だと思っていた。ところが蓋を開けると、普通のミステリー。確かに地下都市探索シーンもあるが、それは極々僅か。作者は「シャーロック・ホームズ」の中で活躍するイレギュラーズが好きらしいし、物語の途中で「ナンシー・ドルー」の名前が出てくる。つまり、そう言う小説だと思ったら間違いない(日本では「少年探偵団」と言った方が分かりやすいか。個人的には「エミールと探偵たち」を思い出したけど)。そんな訳で少々ガッカリしたけど、作品の出来自体は悪くない。テンポも速いし、意外な展開も楽しい。それなりに上質な作品と言って良いだろう。

もっとも、この作品の最大の魅力はキャラにある。物語の語り手であり、本の虫であるアナンカ。謎めいた美少女キキ。メカの天才ルツ。天才ハッカーであり、偽装の達人であるウーナ。爆弾と毒のプロのディディ。変装の名人で、素顔を誰も知らないベティ。何れもイレギュラーズのメンバーであるが、「お前ら、本当に中学生か?」ってくらいのプロの集団。中でも一番魅力的なのは、キキ…ではなく、アナンカじゃないかな。最初、内気で冴えない少女として登場するが、話が進むに連れ、外見も内面も美しい少女に成長する。しかも途中からキキに変わって、イレギュラーズのリーダーになる。この展開はある意味、かなり痛快だ。実はアナンカの成長の物語が、この作品のもうひとつとの顔だと言う気がする。もうひとり、魅力的なキャラを挙げるなら、ベティだろう。彼女は素顔は、純真で可憐で儚げ。相当に萌えるキャラだ。思っていた内容とは違う小説だったし、「もう少し、地下都市探索のシーンがあって欲しかった」っと不満もあったが、かなり楽しんで読んだ小説だったことには違いない。

今日のアニメ
とある科学の超電磁砲 #21「声」
はなまる幼稚園 #8「はなまるなさかなやさん」+「はなまるなライバル 」…新キャラの雛菊、凄く可愛い娘に成長しそうな予感。まぁ、今でも十分可愛いけど。
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #8「電話番・緊急事態ヲ宣言ス」…結局、前回が特別だったのか。今週は元の路線に戻っていた。しかし、最後のオチが下ネタって。
TO 共生惑星…水へび座ベータ星内の第5惑星で、イオン研究員が未知の細菌に感染してしまい。…「楕円軌道」と対をなす作品。ただ、出来はこっちの方が格段に良い。キャラデも「楕円軌道」ほど酷くないし。ただ、人間の愛や愚かさを盛り込む辺り、観ていてウザかった。(OVA/60分)

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