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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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らせん階段(エセル・リナ・ホワイト/早川書房)」、読了。
ロバート・シオドマク監督の同名映画の原作本。だが、映画とはいつか違う部分がある。映画ではアメリカのニューイングランドを背景にしていたが、原作ではイギリスのウエールズ地方に変わっている。もうひとつは主人公の女性が、映画では口がきけなかったが、原作では(年若く小柄ではあるが)不具者ではなくなっている。つまりどう言う事かと言うと、映画はサスペンス色が強かったが、原作はゴシック色が強い作品なのだ。そんな訳でサスペンスはあまり感じず、少々もたついた展開ではあるが、その分ゴシック趣味は十分に堪能することが出来る。人里離れた洋館、昔殺人があったと言われる場所、嵐の夜、寝たっきりの老婆、非力で年若い主人公、暗躍する殺人鬼などなど、そう言う言葉に惹かれるのなら、是非読んだほうが良い。幕切れの潔さも実に良い(うだうだと書かず、スパッと終る)。個人的にはかなり楽しめたゴシック小説だった。

今日のアニメ
夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~ #1「サクラサク」…おっ、これはなかなか。人間と妖怪の混成チームが人間に害をなす妖怪を退治すると言う話だが、アクションが良く出来ているし、キャラも魅力的だ。特に冒頭の浮遊感(ヒメがジャンプするシーン)が最高。視聴継続。

今日の映画
ショコラの見た世界(ティ・ジョイ/2006年)
これは良い。ファンタジー映画なのだが、観ていて実にイイ気分だ。姉が語るお伽話の映像が実に美しく(CGやデジタル合成はこう使うべし…っと言う好見本だ)、全編で流れる音楽もこれまた美しい。現代を舞台にしていながら、どこか浮世離れしているのも良い。尺は短いながらも、日本映画の中でもベスト1のファンタジーじゃないかな。

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