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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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今日、小倉祇園だったのか。すっかり忘れていた。

ハナヤマタ(1)(浜弓場双/芳文社)」、読了。
アニメ版にハマったので買ってきた。アニメ版のキャラも可愛いが、こちらも可愛い。


今日のアニメ
ハナヤマタ #2「ジェラシー・ローズ」…今週も面白かった。勿論、大人しいなるが最高に可愛いが、焼餅を焼くヤヤも妙に可愛かった。
金田一少年の事件簿R #15「高度一万メートルの殺人 File.1」

今日の映画
思い出のマーニー(東宝/2014年)
「ジブリの作品なので観客が多いだろうな」っと覚悟をして観に行く。すると、映画館ロビーに半端ない子供の列。「やっぱなぁ」と思っていると、子供たちは別のシアターへ。つまり、彼らは「思い出のマーニー」を観に来たのではなく、「ポケモン」を観に来ていたのだった。…で、「思い出のマーニー」が上映されるシアターに入ってみると、中はガラガラ。ジブリの作品も今では集客力がなくなったのか。

さて本作は、ジョーン・G・ロビンソンの同名小説の劇場アニメ化。基本的なストーリーは変わってないが、各種設定やエピソードの順番などをかなり変えている。まぁ、その程度は映画化に際してよくある事だが、主人公をイギリス人から日本人に変えたり、舞台をイギリス・ノーフォークの小さな海辺の村から日本の釧路に変えたのはどうかと思う。その為、原作の幻想的な部分が薄くなり、妙に生々しくなっている。原作の浮世離れしたゴシック的なストーリーが、日本のありふれた青春ドラマと化していて、ガッカリしてしまった。しかも、この話にジブリの絵柄がまったく合ってない。しかも、美しい筈の風景がちっとも美しく見えない。この辺りは完全に致命的だ。やっぱ、この原作はジブリ向きの題材じゃなかったと思う。そんなこんなで、どうにも映画に入り込めなくて、全体的にイマイチの印象だった。但し、マーニーの正体がわかるラストは圧巻だ。原作でもそうだったが、ここで一気に盛り上がり、かなり感動的になる。それまで「★×3でイイかぁ」と思っていたが、「やっぱ、★×4にしょう」と思った次第。まぁ、これは映画と言うよりは原作の力なんだけどな。★★★★☆

ある日どこかで(アメリカ/1981年)
リチャード・マシスンの小説「Bid Time Return(邦題は同じ「ある日どこかで」)」の映画化。非常にロマンチックな作品で、時間テーマSFの傑作と言っていい。時間SFには上質なものが多いが、これもその一つで、まるでジャック・フィニイが書いたようなノスタルジーと甘く切ないストーリーが最高に良い。シーンでは、何と言っても写真撮影のシーンが素晴らしい。リチャードが最初に魅かれた写真の顔が、実は自分に対して微笑んでいる顔だと分かる。その微笑んだ顔と写真の微笑がシンクロする辺りは、何とも感動的でジーンとくる。また、二人の仲を裂こうとするクリストファー・プラマーにも、実は彼なりの理由がある。悪役を単純な悪役にしない、その描き込んだ脚本は実によく出来ている。何れにせよ、SFものとして観ても、恋愛ものとして観ても傑作で、間違いなく必見の作品と言ってイイだろう。ところで結局、懐中時計が誰の物でもないんだよなぁ。時間の中でループしている訳で、これが時間テーマSFのタイムパラドックスの面白さなんだよな。★★★★☆

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