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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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GOSICKsⅢ-ゴシックエス・秋の花の思い出-(桜庭一樹/富士見ミステリー文庫)」、読了。
短編集3作目。風邪で寝込んだヴィクトリカの退屈を紛らわすため、久城が本の中に書かれているちょっと不思議な話を読んで聞かせる…と言った内容。5本の短編を収録。ちなみに、最後の一つはアブリルが語る話。

「純潔-白い薔薇のおはなし-」→フランス革命のため、断頭台に乗ったある貴族の令嬢の話。…それなりに良く出来た話だが、二つほど腑に落ちない部分がある。○○○の重さと、当時、○を○○○ことが出来たのか?…って事。調べた訳じゃないが、納得いかないぞ。
「永遠-紫のチョーリップのおはなし-」→愛する娘と結ばれるため、幻の紫のチューリップの球根を探しに行った男の話。…これはなかなか面白かった。但し、単純な話なので、真相がある程度、途中で分かった。ところで、ここにも腑に落ちない部分が。今のような○の出現は19世紀以降の筈なので、当時は貴重品…っ言う以前に存在しなかったと思う。…なので、あのトリックは不可能だと思うのだが。桜庭一樹って、ちゃんと調べて書いているのかねぇ。
「幻惑-黒いマンドラゴラのおはなし-」→罠にハマり、死刑になった武将の遺志を継ぎ、その息子を出世させようとする少女の話。…これって、ミステリーでも何でもないじゃん。マンドラゴラの呪い…って言っても、誰も信じないし。ミステリーとしての魅力のなさ、真相のアホらしさ、相当に酷い出来だ。さすがにネタ切れか?。
「思い出-黄のエーデルワイスのおはなし-」→伯母と共に新大陸に渡り、財を築いた女性の話。…意外な真相は一つだけなので、少々物足りない。しかもヴィクトリカの推理は憶測に過ぎず、何の証拠もない。
「花びらと梟」→ロンドンの地下に地下鉄を掘り、大成したアブリルの伯父の話。…真相がどうのこうの…って言う以前に、ヴィクトリカの推理のレベルが低すぎる。結局、アブリルの可愛さだけが印象に残ったエピソードだった。

今日のアニメ
IS<インフィニット・ストラトス> #12「君の名は(ユア・ネーム・イズ)」(最終回)…スーパーロボットもの的な展開が作品に合っておらず、意外と盛り上がりに欠ける最終回だった。結局、裏で糸を引いていたのはすべて束だったと言うのも、何だかなぁ。また、小ぢんまりとまとめすぎたのもどうかと思う。まぁ12話では、この程度の展開が限度だったんだろうけど。まぁ毎週、楽しみに観ていたのは事実だけど、面白かったのはシャルル無双の数回だけだったような気がする。
夢喰いメリー #12「夢魘(むえん)」
フラクタル #7「虚飾の街」
花咲くいろは #3「ホビロン」…最初、少々不安だったが、回を追うごとに面白くなってきた。シリアス中心だった内容に、ギャグを入れたのも正解だと思う。それにして、妄想シーンがエロすぎ。
青の祓魔師 #2「虚無界の門(ゲヘナゲート)」…対悪魔戦がそれなりに面白かったので、視聴継続しようかと思ったが、次週から学園ものになるようで、一気に観る気が失せた。もう視聴中止でイイや。

今日の映画
THE JOYUREI 女優霊(アメリカ/2009年)
中田秀夫の傑作Jホラー「女優霊」のハリウッドリメーク。以前予告編を観た時、エグいシーンの連続で、これはトンでも映画になっているな…っと予感していた。ところが蓋を開けてみると、これが意外にオリジナルに忠実で、それどころか構図や演出がそっくりなシーンもある。確かに設定やストーリーを変更している部分もあるが、別に気になるほどではなかった。ただ観ていて、ちっとも面白くない。つまり、演出や脚本がヘタクソ過ぎるのだ。とても中田秀夫の足もとにも及ばない。更に後半のデジタル映像の連発には、観ていて辟易してしまう。しかも、そのセンスのない事。結局、C級ホラーでしかなかった。

ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~(アメリカ/ドイツ/2009年)
伝説の大泥棒リプリーと現在の大泥棒ガブリエルが組んで、ロマノフ王朝の秘宝「フェベルジェのイースターエッグ」を盗み出すと言う泥棒映画。…この手の映画って久しぶりだなぁ…っと思って視聴。だが、確かに中盤の盗みのシーンが見せ場のひとつになってはいるが、それよりも最後の意外な真相がメインだったりする。つまり泥棒映画って言うより、コンムービー寄りの作品だと言う事だ。まぁ如何にも今どきの映画になっている訳だが、真相自体は結構意外で悪くなかった。ただ、興味を維持出来ないのは、ミミ・レダー監督の力の無さだな。

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