真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
久しぶりに「PlayStation Store」を覗いてい見ると、現在開催中の「東京ゲームショウ2011」に出展されているゲームの映像が何点か公開されていた。その中で「ロード オブ アポカリプス」、「アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-」、「真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)」、「ダーククエスト」、「ラグナロク オデッセイ」、「王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~」、「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」、「リアリティーファイター」、「イース セルセタの樹海」の9本を視聴。う~ん、これっと言って、面白そうな作品がないなぁ。「GRAVITY DAZE」と「リアリティーファイター」はちょっと興味を引いたが、別に購入するほどではないし。やっぱ、「PlayStation Vita」、当分購入しなくてイイや。
「展翅少女人形館(瑞智士記/ハヤカワ文庫)」、読了。
人類が球体関節人形しか出産できなくなってから、数十年後の世界。この現象の謎を探る「機関(オルガヌ)」は、奇跡的に人の姿で誕生した3人の少女たち…、バレエに打ちこむミラーナ、泣き虫のマリオン、人形細工師のフローリカをピレネー山中にある修道院に隔離していた。だが、ここに生きた球体関節人形、ビアンカがやってきたことから、彼女たちの歯車が狂い始める。
ゴシックと聞いて、読まない訳にはいかない。そんな訳で読み始めた。球体関節人形、異形、奇形、仮面、怪物、猟奇、異端、死、終末など、かなり病んだ設定、そしてストーリーで始まる。これは読む人を選ぶだろうな…って感じだが、それも最初のうちだけで、段々とその味が薄くなり、単なるゲテモノになり下がってしまう。はっきり言って、それらしい要素を並べているだけで、まったくゴシック(寧ろ、ゴスロリか)になってない。ゴシックの持つ美しさが描かれてないのもマイナス要因。単に流行りだから書いた…って感じ。作者はゴシックの事をまったく分かってないんじゃないか?。読み終わって、結局趣味の悪い未来SFでしかなかった。
今日の映画
・踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(東宝/2010年)
同名TVドラマの劇場版3作目。前2作も面白かったが、今回もなかなかのもの。ただ、作品の作りが前2作とは変わっている。これまで複数の事件が同時に起こり、捜査が混乱すると言ったものだったが、今回起こる事件は一つだけ。だが事件の内容が濃いくて、非常に楽しめる作品に仕上がっている。伏線の張り方も見事で、脚本がかなり練られている。また、シリアスなお祭り騒ぎも健在。かなりの長尺だが、まったく退屈しなかった。傑作と言って良いだろう。