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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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異次元を覗く家(ウィリアム・ホープ・ホジスン/ハヤカワ文庫)」、読了。
アイルランドの薄暗い森の奥に、巨大な廃墟が残っていた。この廃墟から、以前この館に住んでいたと思われる老人の手記が見つかった。そして、そこには老人が体験した驚くべき体験談が書かれていた。奈落の底に通ずる地下の扉、夜毎襲い繰る化け物の群れ、そして老人が目撃した地球と太陽の終末。

ホジスンの最高傑作らしい。だが個人的には「夜の声」に収録されていた同作家の各短編の方が好きだ。戦慄と怪奇、物語の面白さは、そちらの方が上だと思う。もうひとつ、本作は2部構成のような感じになっている。前半が夜毎襲い来る化け物の話、後半が太陽の最後を目撃する話。前半が怪奇小説的で、後半がSF小説的なノリ。そのため、どうも前半と後半がちぐはぐな印象を持つ。…っと言うものの、それはあくまでも「夜の声」と比べての話で、かなり出来の良い小説には変わりない。戦慄、恐怖、スリルとサスペンス、描写力などなど、どれをとっても1級品だ。改めて、ホジスンの凄さを再確認した。

今日のアニメ
ひだまりスケッチ×☆☆☆ #4「4月15日 日当たり良好」…夏目がやたらと可愛く感じた回でした。なずなも相変わらず、可愛かったし☆。ところで、乃莉の「センスは磨いていくもの」っと言う考えには反論があるな。
おおかみかくし #4「予感」
ルパン三世 the Last Job…TVスペシャル第21弾。相変わらずのダメダメぶりに、コメントする気にもなれない。もう、シリーズ中止にしたほうがイイよ。(2月12日放送分)

今日の映画
KILLERS キラーズ(東京テアトル/2002年)
「殺し屋」を題材にした5話からなるオムニバス・ガンアクション。
「PAY OFF」→武器密売人のもとに、一人の客がやってきた。…監督が「ビー・バップ・ハイスクール」の原作者のきうちかずひろ。如何にも「きうちかずひろ」らしいハードボイルドぶりで、ラストの反撃がスゲー楽しい。
「CANDY」→会社をクビになったOLが風俗業の面接を受けるが、実はそれは殺し屋の面接だった。…イロモノっぽい内容だが、ラストのアクションは大迫力。普通とは違う意味で、カッコいい作品。
「PERFECT PARTNER」→久々に再会した殺し屋ヒデとヨシ。彼らに迫り来る組織の追っ手。…全編、すっ呆けたユーモアで楽しませるが、凝りに凝ったアクションシーンが最高に楽しい。しかもコミカルだからこそ、ラストのハードボイルドさが生きてくる。この映画の全エピソードの中で一番面白い。
「KILLER IDOL」→殺し屋がTVのバラエティ番組にゲストとして出演するが。…それほど面白い話ではないが、敵一人を一発の銃弾で仕留めるシーンは、最高に痛快ではないかと。
「.50 WOMAN」→ひとりの美女が、とあるビルから50口径のスナイパー・ライフルで標的を狙う。…監督は押井守。だが、まったくつまらない。全エピソード中で最低作。

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fripSideのCD「LEVEL5 -judgelight-」を買ってきた。最初、通常版を買う予定だったが、あのPVを見せられては、限定版を買わない訳にはいかないよ(笑)。

「けいおん!!」2期の放送局、決定。
しかし、1期の9局から一気に28局に増えたのは凄すぎ。逆に笑ってしまうよ。

今日のアニメ
ケロロ軍曹 #302「ケロロ 我輩は監督ぢゃよ! であります」+「ケロロ&冬樹 大都会の小さな冒険であります」
東京マグニチュード8.0 特別編集編…よく1時間でまとめたものだ…っと感心した。しかし、また最後でうるうるになったよ(笑)。

今日の映画
コララインとボタンの魔女3D(アメリカ/2009年)
本作はファンタジー映画には違いない。ただ、よくある明るい明るいファンタジーでなく、結構ダークなファンタジー。映画の大半が雨、霧、夜のシーンだと言うこともあるだろうが、全体的にかなり不気味なタッチになっている。また直接的な残酷シーンはないが、残酷さをイメージさせるシーンも多く、子供が観たらトラウマになるかも。もっとも個人的には、こう言う闇、魔、異形などを感じさせるダークファンタジーはかなり好きなので、存分に楽しむことが出来た。(続きは[本館]で)

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今年は異様にアニメ映画が多い。私自身も今年に入って、すでに3本観ているし。とりあえず、近日公開では3月に「東のエデンⅡ」、5月に「いばらの王」と「文学少女」。それにしても、秋には「マクロスF」の続編もあるし、まだまだ増えそうだな。

今日の映画
制覇(東映/1982年)
日本最大の暴力団・谷口組組長襲撃事件を端に、若頭の河上と若頭補佐の権野との間に対立が発生する。…東映ヤクザ映画末期(…っと言うより、これが最後かな?。まぁこれ以降も偶に作られていたけど、明らかにタッチが変わっている)の作品。出演者はやたらと豪華だが(※)、どうにも面白くない。ヤクザ映画らしい展開がまったくないし、変に上品すぎる。同じオールスターキャストのヤクザ映画でも、「日本の首領(ドン)」とは比べ物にならないほど出来が悪い。

(※)三船敏郎、菅原文太、若山富三郎、名高達郎、中田博久、待田京介、曽根晴美、小池朝雄、品川隆二、清水健太郎、寺田農、にしきのあきら、岸田森、梅宮辰夫、宮内洋、丹波哲郎、小林旭、鶴田浩二、岡田茉莉子、中井貴恵、秋吉久美子、松尾嘉代、大信田礼子など

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・中村主水、死す。
私の年代からすると、「藤田まこと」と言えば「はぐれ刑事」でなく、「秋山小兵衛」でもなく、ましてや「あんかけの時次郎」でもなく、やはり中村主水だな。…にしても、惜しい人を亡くされました。ご冥福をお祈りします。

ベティアンよ帰れ(クリス・ネヴィル/ハヤカワ文庫)」、読了。
雪の日の事故で、一台の車が転落した。そして中から救出されたのは、生後間もない赤ん坊だった。赤ん坊はベティアンと名付けられ、孤児院に預けられる。そんな彼女をデイブとジェーンは養女として引き取り、育てた。だが実は、彼女は光子船で宇宙と旅する星間種族の生き残りだった。

SF的設定はあるものの、小説のノリは青春小説。そのため、主人公の心理などはよく描かれているが、SFの面白さである「センス・オブ・ワンダー」が感じられない。またベティアンの赤ん坊時代から高校生時代までを描いている第1部が、単に出来事を羅列しているような書き方でなんとも味気ない。偶にこう言う書き方の小説があるが、あまり人間味が感じられなくて、個人的にはどうも好きになれない。これらの要素のため、最初、あまり面白い小説とは思えなかった。

ところがところがである。ベティアンが大学生になった第2部から、俄然面白くなる。タッチも普通の小説のようになり、内容もベティアンが持つ孤独感がより濃くなる。子供時代から周りの人間とどこか違和感があり、「自分は皆と違う…異邦人でないか」と悩む。これはベティアンだけでなく、誰もが感じることではないかな(私も学生のとき、感じていた)。それだけに、この心理描写が手に取るように分かる(ここで一気に感情移入してしまう)。そして、その孤独感は話が進むに連れ、更に強くなる。やがて、ベティアンの前に本当の仲間が現れ、「我らの許に来い」と誘われる。だが最後に、彼女は意外なある行動をとる。この行動が実に良い。時々ではあるが、ラストシーンのためだけに書かれたのではないかと思われる小説がある。本作はまさに、そう言う小説だ。絵的で、心に染みる、印象的なラスト。このために、本作は忘れられない作品になった。これは名作だ。必読!

今日のアニメ
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #7「イノセント ブラッド」…今週のアキラ、カッコ良すぎ。…にしてもミナの正体、むちゃくちゃ美人じゃん。個人的には、こっちを通常にして欲しい。

今日の映画
壊滅暴風圏Ⅱ カテゴリー7(アメリカ/2005年)
冒頭のハリケーンのパリ襲撃のシーンがなかなかの出来なので、「おっ、今回はもしかすると」っと期待を持たせるが、後が続かない。結局、前作とあまり変わらない、凡庸な出来だった。少なくともスペクタクルシーンは、ちゃんと見せて欲しいものだ。

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今日のアニメ
れでぃ×ばと! #7「れでぃ×まじかる」

今日の映画
壊滅暴風圏 カテゴリー6(アメリカ/2004年)
シカゴを襲う前代未聞のカテゴリー6のハリケーン(通常はカテゴリー5まで)。…っと言う映画だが、実際に観ると「ツイスター」をしょぼくした様な感じ。まぁ、元がTVMなので、仕方ないと言えば仕方ないが。しかし、内容の割に尺が長すぎる。そのため、全体的に間延び気味。しかも見せ場らしい見せ場もないし。

 

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あっ、発売は明日か。しかしマギー審司に続いて、今回はエスパー伊東って。マジ笑ってしまった。


今日のアニメ
とある科学の超電磁砲 #19「盛夏祭」…学園祭でメイド服着る時点でどうかと(笑)。
はなまる幼稚園 #6「はなまるなプール」+「はなまるな作戦」+「はなまるなお兄ちゃん」+「はなまるなお泊まり」…いや、その水着、反則だし(笑)
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #6「彼方ノ休日・髪結イ」…この部隊は副業で成り立っているのか(笑)。

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昇天する箱舟の伝説(矢野徹/ハヤカワ文庫)」、読了。
矢野徹の「伝説」シリーズと呼ばれるものを集めた短編集。但し、SF、怪談、ミステリーと内容はバラエティに富んでいる。
「雪嶺の密使」→ヨガの秘法を習うために、インドにやってきたサブロウ。彼はそこで知り合ったアモラと言う女性に、習うにはチベットに行かなければいけないと告げられる。やがてチベットに着いたサブロウは、ある事件に巻き込まれ…。…秘境探検ものかと思わせて、実はミステリー。但し、それほど面白いものではない。本編のヒロインである白菊(ハロ)の可憐さだけが救い。★★★☆☆
「さまよえる騎士団の伝説」→ドイツ・バイエルンの更に東部にあるノルマンズドルフ。ここに4年に1度の閏年の2月29日の夜、騎士団の幽霊が出るという噂を聞いた。噂を教えてくれたドイツ人ガールフレンドのHと共に、僕は現地に向かうが。…よくある幽霊談だが、ガールフレンドが幽霊にさらわれた後が話のメインになる。話の雰囲気もなかなか良いし、主人公の調査によって分かる各エピソードも面白い。怪談ともSFともとれるラストもなかなかのものだ。★★★★☆
「太陽神への讃歌」→ギリシャ・ミコノス島で、日本人考古学者T・Hが奇妙な壺を発見した。中に入っていたのが、嘗てナチが廃却した幻の書「ポセイドン記」。ギリシャ人娘のマリアは、それが自分の父が書いた書だと主張するが。…話の大半は「ポセイドン記」に書かれている物語で、これがあまり面白くない。しかもそれに続く、現代の話が別にSFでもホラーでもなく、少々期待はずれ。謎を多く残し、何となく不気味な余韻を残すラストは悪くないが、全体的にイマイチの出来かな。★★★☆☆
「昇天する箱舟の伝説」→終戦直後のドイツ・ブレーメンで、僕は日本人と出会った。彼は安藤と名乗り、彼が戦時中、潜水艦に乗っているときに体験した話を聞かされた。それはまさに驚くべき話だったが。…一種のロストワールドもの、っと言うか、異界もの。一見楽園と思われた世界に、ある秘密があって…っと言った内容で、悪くはない。ただ真相がそれほど面白くないのが難か。★★★☆☆

今日のアニメ
おまもりひまり #6「キス×ネコ×KISS」…緋鞠が発情(笑)。
君に届け #11「とくべつ?」

今日の映画
つみきのいえ(ROBOT/2008年)
アカデミー短編アニメ賞受賞作。水没し続ける世界で、家を上に上に積み木のように建て増していく。そのシュールで幻想的な描写がなんとも良い。…っと同時に後半の、下へ潜るにつれて過去の記憶を思い出していく展開が、実に切ない。かなり好きなタイプの作品だ。

或る旅人の日記(ROBOT/2003年)
短編アニメ。旅人ロドルが旅先で出会う、不思議な数々。「光の都」、「真夜中の珈琲屋」、「小さな街の映画会」、「月夜の旅人」、「憂鬱な雨」、「花と女」の6つのエピソードからなる。巨大な生物の背中にある町や、コーヒーの中を泳ぐ魚など、幻想的な描写がなかなか良い。

或る旅人の日記 赤い実(ROBOT/2004年)
旅人トートフ・ロドルは旅先で赤い実を見つけた。すると幻覚が見え出し…。「或る旅人の日記」の続編。前作ほど面白くない。

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[05/24 九月風]
[05/22 ダムダム人]
[01/09 九月風]
[01/09 ダムダム人]
[11/28 九月風]
HN:
九月風
性別:
男性

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