真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「黒衣の女(スーザン・ヒル/ハヤカワ文庫)」、再読終了。
もうかなりの数のホラー小説を読んだが、今まで読んだ中で一番怖かった西洋ホラー小説がこれ。要は幽霊話なのだが、その描写が凄く、相当に怖い。派手な超常現象やスプラッターシーンは一切なく、微かな異変や心理描写だけしか描いていない。いや、だからこそ、そこには最上級の恐怖があるのだ。特に引き潮のときに現れた道を歩くときの恐怖、館で夜を過ごすときの恐怖は半端じゃない。もうひとつ、この小説の良さは、全編を覆うゴシックさ。11月の薄ら寒い風景、墓地、霧、引き潮の時にしか現れない館への道、陰気に聳え立つ館、夜の闇の中のランタン、微かに聞こえる子供の声、階段の上の闇などなど、実に良い雰囲気を持っている。導入のうまさ、オチの素晴らしいさ、中盤のサスペンスと恐怖、そのすべてが文句をつけようがないくらい素晴らしい。1級のホラー小説だ。お奨め。
引き続き、「ドラクエⅨ」をプレイ。今日の流れは、光の橋→ドミール火山、っと言ったところ。この後、どうやらクエストの関係で一時的にパーティと分かれないといけないみたい。さ、寂しい。…なので、今日はここまで。ちなみに現在のフィーナちゃんの装備は↓って感じ。ねこみみバンドの代わりに知力の兜、あと、アリーナの服の下からちょこっとのぞく海風のスカートが可愛い☆
・「ひだまりスケッチ」特別編、BS-TBSにて10月17日と24日に放送。
おっ、メモメモっと。
今日のアニメ
・うみねこのなく頃に #6「episode II I middle game」…過去編?、それとも「ひぐらし~」のようにループするのか?。どっきゅん、どっきゅん♪
・ケロロ軍曹 #276「ケロロ 提督殿強襲! であります」+「ギロロ チャックはそのままで であります」
今日の映画
・トランスポーター3 アンリミテッド(フランス/2008年)
やっぱりと言うか、前2作よりかなり出来が悪い。シリーズが進むに連れ、レベルダウンしていくのは、シリーズものの宿命なのかな。とにかくストーリーはイマイチだし、ヒロインも良くない。しかし何よりもガッカリしたのは、アクションシーン。格闘シーンも銃撃シーンも早回しの連続で、興ざめだ。これはもう、単に誤魔化しているとか思えない。そんな中で唯一見れたのは、中盤の田舎道でのカーチェイスシーンのみ。ここも早回ししているようだが、スピード感と痛快感が凄く、このシーンだけは文句なく楽しめた。(続きは[本館]で)
・夢の中の恐怖(イギリス、1945年)
オムニバスホラーだが、さほど面白いものではなかった。どのエピソードも、よくある話の上に、オチも展開も特に凝ったものはない。短編だからこそ、スパイスを利かせて欲しいのだが。4話目の「友人の霊~」は他のエピソードと比べてコミカルなので印象的だが、あまり好みの内容でなかったし。それでも、ひとつを選ぶのなら、5話目の腹話術師の話かなぁ。ストーリー、展開、オチともよくあるもので新鮮味はないが、ラストのショットだけは怖かった。