真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
文化の日。
録画していた「MJ アニソンSPECIAL3 完全版」をようやく観る事が出来た。今回はボリューム満点だな。非常に満足だった。…にしても、みのりんに突っ込みを入れる杉田智和(ナレーション)に笑った。
「闇よ、つどえ!(フリッツ・ライバー/ハヤカワSF文庫)」、読了。
巨神紀139年(西暦2305年)。人類は暗黒時代に入っていた。科学を宗教とする聖職位階制政権が世界を支配し、人々を苦しめていた。この事態に修練士のジャールズは怒りを感じていた。作業割り当ての席で、一人の女性が拒否した事を切欠に、ジャールズは立ちあがった。
科学と魔術が交差する…っと言う、まさに「とある魔術の禁書目録」のような世界観。ただあれより、こちらはもっと混沌としている。悪魔がパソコンに向かい、科学が宗教となる。その独創的な世界観はちょっと前例がなく、新鮮でオリジナリティがある。…っと世界観や設定は面白いのだが、肝心の話がどうもイマイチ。魔人vs巨神、つまり悪魔vs神と言う壮大な物語自体は悪くないのだが、単に戦うだけ…って言うのがどうにも。非常に薄っぺらだし、ちっとも楽しくない。結構期待してたのだが、中の下って言うところかな。「魔の都の二剣士」もあまり面白くなかったし、個人的にこの作家とはあまり波長が合わないようだ。
今日のアニメ
・スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- #2「未知なる声」…超機人って、「ダンクーガ」もどきなのだろうか?。ところで「ラトゥーニの出番、まだぁ?」っと思っていたら、予告編に出てきた。来週からの登場か。
今日の映画
・ヒンデンブルグ(アメリカ/1975年)
1937年5月6日に起こったヒンデンブルグ爆破炎上事件を、テロと言う解釈で映画化した作品。公開当時はパニック映画の一本として公開されたが、パニック映画とは少し違うと思う。どちらかと言うと、サスペンス映画か。ただ、ロバート・ワイズにしてはストーリーが面白さに欠けるし、サスペンスも薄いので、少々物足りない。クライマックスの炎上シーンは公開当時手抜きだと言われたが、ニュースフィルム(つまり本物)と上手く組み合わされていて、今観てもかなり迫力がある。
・幻の惑星(アメリカ/1961年)
明らかに「ガリバー旅行記」を下敷きにした作品。ただ、冒頭はそれなりに面白いが、小人の惑星に着いてからが、どうにも面白くない。これっと言ったストーリーもなく、単にダラダラと展開するだけ。科学考証もかなりいい加減で、特に主人公が小人になる辺りは納得がいかない。重力と大気の成分だけで、小人になるかぁ?。もうひとつ、出てくる敵対宇宙人のデザインが酷過ぎる。どう見ても子供が描いた様なデザインで、こんなのが出てきても失笑するだけで、緊張感の欠片もない。綺麗どころが二人出てくるのが唯一の救いだが(清純で神秘的なゼータが、特に良い)、それ以外はC級SFも良いところの出来だった。