真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「桜の園 神代教授の日常と謎(篠田真由美/東京創元社)」、読了
篠田真由美の作品なのでゴシックミステリーかと思っていたら、普通のミステリーだった。勘違いしていた私が悪いのだが、それを考慮に入れても、吸引力が乏しい上にあまり出来の良い作品でない。少々残念。あと、後で知ったのだが、この作品、「神代教授」シリーズの2作目らしい。最もこれを読む限りでは、とても1作目を読む気にはなれないが。
さて本書には、2編の中篇が収録されている。以下作品ごとに感想を述べる。「桜の園」→神代教授が同僚の大島と訪れた「桜館」と言う洋館。この館には3人の魔女が住んでいると、大島は異様なほど怯える。そんな中、屋敷内から悲鳴が聞こえ…。…屋敷を舞台にしていながら、これが篠田真由美の作品かぁ…ってくらいゴシック色のない作品だった。事件そのものの、真相もそれほど面白いものでない。少々失望。「花の形見に」→神代教授は姉から母の墓に(命日ではなく)母の誕生日に花が添えられるという話を聞く。それが誰なのか、探って欲しいっと頼まれるが。…この謎に、一瞬目を離したときに絵画が消失すると言う謎が加わる。結構魅力的な謎だと思うが、何故かワクワクしない。話の乗せ方が上手くないんだろうな。謎解きも同様にあまり面白くなかった。★★☆☆☆
今日のアニメ
・戦場のヴァルキュリア #25「護るべきもの」
・Phantom ~Requiem for the Phantom~ #25「決着」…エレン、もうデレデレ状態。
今日の映画
・第三の忍者(東映/1964年)
1960年代のシリアス&リアル忍者映画の一本。この映画もその例に漏れず、些か内容に映画的な活気がなかったり、作りが少々ウザイ。それでも「知道軒道人の正体は?」と言うミステリーを加えているため、意外と飽きずに最後まで観る事が出来た。