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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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晩夏(上)(アーダルベルト・シュティフター/ちくま文庫)」、読了。
ロールベルクの村を目指す私。だが先ほどから黒い雲が広がり、今にも雷雨が来そうになってきた。雨宿りをする家を求めて、街道を離れると、そこに美しい「薔薇の家」が見えてきた。

私にしては珍しく文芸作。…っと言うのも、あらすじを読んで惹かれるところがあったためだが、読了して些か失望した。基本的に本作は物語を楽しむものではない、あくまでも淡々と、そして静かに過ぎていく日常の描写を楽しむものなのだ。それに関しては分かっていたので問題はないが、時々日常の描写をおざなりにして、延々とうんちくを述べるのはどうかと思う。それも単に自分の知識をひけらかす感じで、非常にうざい。しかし、それ以上に気に入らないのが、作者の偏った考え方。子供には選んだ本以外を与えてはならないとか、自然に対してはこうしなければならないとか、お前か過保護の親か!。それなら子供の自主性はどうなるんだ?、それで自立性が養われるのか?、それほど人間の手を加えたものが本当に自然なのか?。しかも、自分の考えを無理に読者に押し付ける。もう、読んでいて段々腹が立ってきた。とにかく一事が万事、すべてがこうなのだ。はっきり言って、この辺りで読む気力がなくなったよ。この作者って相当に頭が固い人なんだろうね。時代錯誤も甚だしい。…って、それは昔の人だから仕方ないか(笑)。とりあえず、読み始めたから、下巻も読むけどね。

今日のアニメ
ぬらりひょんの孫 #15「劫火と驟雨」
屍鬼 #8「第夜話」
けいおん!! #26「番外編 訪問!」(最終回)…ラスト2話は、あくまでもファンサービスだったな。#24で終わっていた方が、良かったと思う。

今日のドキュメンタリー
・アナトリア高原(トルコ)…カッパドキア

今日の映画
天保水滸伝 利根の火祭(大映/1952年)
身を滅ぼしていく男の話と共に、ヤクザの愚かさを描いた時代劇。悪くはないが、それほど印象に残らなかった。

ハイジ(イギリス/2005年)
ハンナ・シュピリの「アルプスの少女ハイジ」の実写映画化。若干、子供向きかな…って気もするが、それなりに良く出来ていたと思う。ラスト、クララが立つシーンは結構感動的だったし。

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