真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
連休が終った。また明日から仕事か。
「午後の死(シェリイ・スミス/早川書房)」、読了。
砂漠に住む老女が、通りかかった男に話す身の上話。…家族のいざこざを描いた人間ドラマで始まるが、途中から意外な展開を示し、やがてひとつの殺人事件へと変わっていく。そのため、かなり読み応えのある内容になっている。確かにミステリーであることには違いないのだが、事件そのものやそのトリックが中心でなく、あくまでも周囲の人間ドラマに比重を置いた作りになっている。事件のトリック自体も比較的簡単なもので、ミステリーをよく読む者は途中でそのトリックに気がつくだろう(実際私も途中で気がついた)。むしろ、洒落たラストのオチを楽しむ作品だろう。
今日のアニメ
・瀬戸の花嫁 OVA 仁 #1「暴力教室」&#2「死なない男」
今日の映画
・レミーのおいしいレストラン(アメリカ/2007年)
最近のディズニーアニメでは、かなり出来が良いほう。定番と言って良いほどありきたりな話ではあるが、その分安心して観れ、大人でも十分に楽しむことが出来る。シャンソンっぽい音楽も良い(特にED曲)。
・タイム・マシン 80万年後の世界へ(アメリカ/1960年)
ウェルズの同名小説の映画化。時間テーマSFなのだが、単に未来に行って帰ってくるだけの内容。つまり単なる異世界冒険映画でしかなく、時間テーマSFの最大の魅力であるパラドックスの面白さはこの映画にはない。これは映画の責任ではなく、原作がそうなのだから仕方ない(原作にしても、書かれた時代を考えれば仕方のないことなのだが)。ただ今観れば、少々物足りないかな。(再見)