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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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闇の聖杯、光の剣 北斗学園七不思議(2)(篠田真由美/理論社)」、読了。
北斗学園の七不思議を調べている三人組、アキ、ハル、タモツも、今はそれどころでなかった。文化祭で開催される新聞製作コンクールに出展する新聞のネタ捜しに追われていたからだ。ところが、ただでさえ忙しいのに「記念博物館の謎」を探る破目になるし、同校の女子生徒失踪事件は起こるし。

今回は前作の反省があってか、青春ミステリーは影を潜め、ゴシック小説色がぐ~んと強くなった。つまり篠田真由美色が強いわけで、前作より格段に面白い作品になっている。ただ敵が少々マンガっぽくて、少し幼稚っぽく感じるのが難かな(まぁ元は児童書ではあるが)。その辺りがかなり不満だが、それ以外はかなり好みの小説になっている。さて今回は、七不思議のひとつ「記念博物館の謎」に挑むことになる。面白いのは冒頭で何気なく示される学園に伝わる「恋の呪文」、そして誰もが知っている超有名な小説(タイトルを書いたらネタバレになりそう)が、この謎を解く手掛かりになっているところだ。しかも謎解きの膨大な知識と、真相への推理が実に面白く、ワクワクする。やはり篠田真由美は、ゴシック色の強い作品を書かせたら、俄然面白くなるなぁ。あと、(前作から&今回から)登場する女性キャラが実に魅力的。生徒会長の不和女史、お嬢さまっぽい靖原林子、ドイツ人と日本人のハーフで(自称)魔女の古宮杏奈、(勿論、巫教授も(笑))、どのキャラもかなりキツイ性格ではあるが(逆に言えば、お人形さんでない)、人間的に魅力がある。後半になるにつれ、欠点が段々魅力になっていくところが実に良い。そんな訳で、ようやく七不思議の謎のひとつが解けた。次はどの謎が解けるのか、早く次巻を読みたいぞ。

今日のアニメ
生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 #6「差し伸べる生徒会」…基本的にはいつものアホ話でイイのだが、所々にシリアスな部分があるのはどうしたものか。個人的には、あまり良いは思えない。こう言うアニメって、おバカなままでイイんだよ。

今日の映画
赤い糸(松竹/2008年)
酷い映画だ。青春&恋愛映画的に始まるのだが、段々と不良映画的な展開になる。その展開に(良い意味での)リアルさは皆無だし、呆れてしまう。原作の責任なのか、脚本の責任なのか知らないが、相当に酷いストーリー展開だ。もうひとつ、キャラの造詣が酷すぎる。特に二人目の彼氏のキャラ、あれ何だよ。女性に暴力を使う最低男になったと思えば、突然ものわかりの良い兄ちゃんになったり、もうむちゃくちゃ。とにかく恋愛映画なのに、観ている間、胸キュンになるどころかイライラしどうしだった。はっきり言って、「観なければ良かった」って感じの映画だ。
 

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