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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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明日明後日と社員旅行なので、明日はお休みです。次は明後日の夜かな。

幻想的で広大な世界を自由に冒険できるRPG「セイクリッド2」
これは面白そう。買うかな。

王国は星空の下 北斗学園七不思議(1)(篠田真由美/理論社)」、読了。
深い森に囲まれた全寮制の学園、北斗学園。この学園には七不思議と呼ばれるものがあった。
1:校章の謎。北斗と言えば北斗七星、なのに校章には星が八つある。
2:動き回る大理石像の謎。森にある数十体の大理石像が時々場所を変えたり、ポーズを変えたりする。
3:旧図書館の謎。迷路のような書庫で人が消える、呪われた黒魔術の本がある…っと言う噂がある。
4:旧音楽堂の謎。壊れたパイプオルガンが勝手に鳴り出す。
5:開かずの礼拝堂の謎。何に使われていたか、まったく分からない。
6:記念博物館の謎。盗難された名画が隠されていると言う噂がある。
7:学園創立者の謎。学園を作った「喜多泰山」と言う人物のことがまったく分からない。
この学園に属する中等部の三人、アキ、ハル、タモツはこの七不思議の謎を解こうを考える。まずは旧図書館に焦点をあて、行動を開始するが。

篠田真由美なので、ゴシック小説かな…って思って読んだのだが、ちょっと違っていた。確かにゴシック小説の要素もあるが、同時に学園ミステリーの要素もある。ただ、この二つの要素があまり噛みあってなかった気がする。ゴシック小説の部分と、学園ミステリーの部分がなんかちぐはぐな感じなのだ。はっきり言って、ゴシック小説にリアルな題材は似合わない(ここでは汚職)。どちらかひとつに統一するべきだったと思うよ。

青春ミステリーの部分は、さほど面白くない。題材もありきたりで、解決の仕方も真相もイマイチ。ゴシック小説の部分は、さすが篠田真由美だけあって面白い。膨大な知識を披露する部分はワクワクするし、旧ブロックの探索シーンはゾクゾクする。七不思議も一つ一つが独立しているわけでなく、そのいくつかが何らかの繋がりがあると言うのが面白い。そんな訳で、ゴシック小説の部分の展開は吸引力抜群でホント楽しい。…なので、ゴシック小説の部分を中心にしたほうがもっと面白くなったと思う。…にしても、謎がひとつも解かれないまま終ってしまった。図書館の方はまったく手付かずのままだし、校章の方もヒントだけ与えて終っている感じだ。なんか伏線だけ張って終った感じだ。解答は2巻以降と言うことなんだろうな。ところで、あんな図書館があったら行ってみたい。まさに本の迷宮って感じで実に良い。

今日の映画
ロイドの要心無用(アメリカ/1923年)
恋人に見栄を張ったため、ビルをよじ登ることになった青年の話。…コメディなので難癖つけるのもなんだが、ロイドの見栄っ張りなところは観ていて気持ち良いものでないなぁ。この辺りは脚本でもう少し何とかならなかったものか。あと、ラストのビル登りが最大の見せ場だが、危なすぎてとても笑えない。確かに相当に凄いことをやっていると思うけど。

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