真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
暑中見舞いのイラストを、ちょっとだけ描く。後3日で完成させねば。
「屍鬼(3)(小野不由美/新潮文庫)」、読了
ようやく事態が進展し、屍鬼の正体が分かった。まぁ正体が分かったと言っても、タイトルの横に「To Salem's Lot」って書いてあるんだから、常識があれば読む前に分かるような(笑)。ところでマズいなぁ…っと思ったところがあり、それは今巻から闇側から描いている部分があること。これでは怖くなるのも怖くならない。これには些かガッカリした。もしかしたらこの作者、恐怖を書きたいなんて気がさらさらないのかもしれない。単に価値観の違う二つの社会の対立を描きたいだけなのかも。何れにしろ、少々興ざめしてしまったので、4巻目はしばらく間を置いてから読むことにする。
今日のアニメ
・ストライクウィッチーズ #6「いっしょだよ」…当初、「なんじゃ、このエロエロアニメはぁ」とバカにしていたが、ここ数回実に出来が良い。もしかしたら、今期のアタリかも知れない。…にしても、今回メインを勤めるサーニャ、イイなぁ。儚げな感じが実に良い♪。今までリネットが一番だったが、今週でサーニャに乗り換えたよ(爆)。
・Mission-E #6「GOGO WEST大作戦!(後編)」…まーちゃんを助けに行けながら、結局助けられるのが如何にも千波美っぽくて良い(爆)。
今日の映画
・地中海殺人事件(イギリス/1982年)
良質なミステリーの条件のひとつに、魅力的な出だしというのがあるが、この作品はまずこの条件に外れている。一癖二癖もある人間たちのドラマが延々と続き、殺人事件が起こるのが映画開始から50分を過ぎた辺り。これでは退屈だと感じる観客が多いだろう(まぁこれはこの映画だけでなく、クリスティの作品全般に言えることなのだが)。ただ、その50分を我慢すれば、それまで何の関係もなさそうだった事柄がパズルのピースのように繋がっていく、ミステリーとしての面白さを堪能することができる。あと犯人が、正体を見破られたときの豹変ぶりはかなりのもの。この演技は一見の価値がある。
・THEM ゼム(フランス/ルーマニア/2006年)
明らかに低予算映画だが、演出に切れがあり、最後まで飽きることなく楽しめる。ただ問題は敵の正体で、正体が判明した時点で一気に怖さがなくなる。確かに意外と言えば意外だが、あれなら逃げ回らずに対処できたのではないかなぁ。まぁラストのショットはなかなか印象的ではあったが。