真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「まぼろしの白馬(エリザベス・グージ/岩波少年文庫)」、読了。
孤児のマリアは、叔父のベンジャミン卿が住むムーンエーカー館に引き取られることになった。しかしこの地には今尚先祖の呪いが生きおり、マリアが住むことになった館にも不可解な謎があった。マリアはそれらの謎を解こうとするが。
先日、映画版(ムーンプリンセス 秘密の館とまぼろしの白馬)を観たので、原作はどんなものかなぁ…っと思い、読んでみた。まず気になったのは、過去の話や敵キャラが映画と違うところだ。映画は最初から敵の正体を明かしていたが、小説の方は最後の方まで不明などなど。細かいものまで挙げていたら切りがないが、最大の変更点はベンジャミン卿。彼に至っては、映画とはまったくの別人だ。そんな訳でストーリーの概略はほぼ同じだが、映画とはかなり印象の違う作品だった。
さて本作だが、一言で言えば少女マンガ趣味。センチメンタルやロマンチックさは個人的には好きだが、この作品に関してはちょっとやりすぎかな…って言う印象だった。つまり映画版はヤングアダルト&大人向きのファンタジーと言ったところだが、本作は明らかに子供向きだ。はっきり言って、ほのぼのとした(し過ぎた?)ファンタジーで物足りない。スリルやサスペンスも映画のほうは上だし、ユニコーン登場をクライマックスに持ってきているので、映画のほうがドラマチック。そんな訳で、個人的には映画版のほうが好きかな。とは言うものの、本作の方がすべて劣る訳でなく、空間の描き方はこちらの方が上。洞窟の家とか、岩の上に建つ黒の城とか、館の中にある隠し通路とか言う描写が実に良い。ゴシックと言うほどではないが、かなり良い感じになっている。まぁ一長一短かな。
今日のアニメ
・我が家のお稲荷さま。 #21「お稲荷さま。治療する」…美咲がやたらと目立っていた回。ところで今回の敵は狼男か。
・ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #1「プロムナイト」…延々とバラエティ番組のパロディが続くので、これはダメかな…っと思っていた。だがミナが登場した辺りから、俄然面白くなった。今期のアニメの中でも上位かもしれない。当然、視聴継続。ただ本格的にストーリーが展開するのは、来週からかな。ところで、期待しいてたOP曲「フレンズ」が今週はお預け。なんとも残念だが、ED曲「爪痕」がかなり良かったので期待してイイかも。しかし中野愛子の「フレンズ」、聞きたかったなぁ。仕方ないので、オリジナルであるレベッカの「フレンズ」を↓に貼っておきます。
・ささめきこと #13「CALLING YOU」(最終回)…このエピソードを最終回に持ってくるとは、センスがイイなぁ。特にOP曲がかかる中、今までの回想シーンが流れ、盛り上がったところでED曲の「虹色ポケット」をかける辺り、実に上手い。ちょっと、「うるっ」ときてしまったよ。はっきり言って、最初はまったく期待してなかったが、実際は出来が良い、そして楽しめたシリーズだった。…なので、是非第2シーズンを…っと普段なら言うところだが、原作がこのエピソード以降がまったく面白くない。ここで終わっていた方が良いかもしれない。