真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
・任天堂がやたらと批判されていたので、何事かと思ったら、3DSで「電波人間のRPG FREE!」なるソフトを勝手にユーザーに送りつけている事に対してらしい。確かに私の3DSにも2~3日前にネットにつないだとき、いつの間にかソフトがダウンロードされていたので、「なんじゃこりゃ」と思った。ただ、まったく興味がないタイプのゲームだったので、そのままにしていた。実は、このゲームこそが最悪に悪質な課金ゲームらしい。例えば、スタミナ回復アイテムが一個100円もするとの事。要は、何も分からない子供が安易にクリックしたらどうするんだ…って事だ。確かに、これはマズイだろう。任天堂ともあろうメーカーが。
・「零 ~濡鴉ノ巫女~」のクリアー後、「デッド・オア・アライブ」のあやねが使用キャラになるらしい。何だと。やっぱ、このゲーム、買わないといけないかな。
・「ウィッチャー3 ワイルドハント」のゲーム中に登場する最大の都市には、約2000人のNPCが住んでいるらしい。2000人だと、マジかよ。こうなると、日本のメーカーではとても太刀打ち出来ない。逆立ちしても無理だ。やっぱ、日本のメーカーは世界から取り残されていっているな。
「生霊の如き重るもの(三津田信三/講談社文庫)」、読了。
「刀城言耶」シリーズ第二短編集。すべて刀城が学生時代の話。
「死霊の如き歩くもの」→雪の上を一人で歩く下駄の怪奇と、雪の積もった家で起こる密室殺人。雪の上の下駄の真相(トリックの方ではないです)は、一種の逆転の発想。それほど大した逆転の発想ではないが、不覚にもこれには気が付かなかった。一方、密室殺人のトリックは偶然が重なり過ぎで、少々興醒め。ただ、合理的に解決した後の怪談っぽいエピソードは結構良い。★★★☆☆
「天魔の如き跳ぶもの」
天魔に攫われたように上空へ消える子供たち。真相にさほど面白味がない上に、犯人もありきたり。肝心のトリックもイマイチ。そして、ラストの怪談も大して面白くない。★★☆☆☆
「屍蝋の如き滴るもの」
即身成仏したミイラが動き出し、彼を埋めた三人の人間を殺すと言う怪奇と、足跡のない雪の上での殺人。一応、納得のいく真相とトリックだが、心理的に有りえねぇだろう。それよりの本作の締めの怪談の方が面白い。★★★☆☆
「生霊の如き重るもの」
龍之介が子供時代に観た義兄の生霊と、二人の復員兵から本物の兄を探すミステリー。本作が収録作の中で、一番三津田らしい作品。彼の長編小説ほどではないが怪談の部分はそれなりに恐いし、二転三転していく推理も実に楽しい。なかなか読みごたえのある作品だった。ただ残念ながら、ラストの怪談がイマイチだった。ところで、話の中心になる人物の名前が龍之介となっているのは、たぶん芥川龍之介から来ているんだろうな。本作はドッペルゲンガーを題材にしているが、芥川龍之介も実際にドッペルゲンガーを見たと言っている。そして、ドッペルゲンガーを題材にした小説を書いた後に、彼は自殺している。これが結構薄気味悪い話で、この話を知っていたら、本作は更に不気味な小説と化す。たぶん、三津田はその辺りを狙っているんだろうな。★★★★☆
「顔無の如き攫うもの」
顔を白い布で覆った顔無し地蔵の呪いと、そう言う曰くがある空き地から忽然と姿を消す子どもたちのミステリー。ミステリーの部分の真相が凄まじく陰惨。これはもうミステリーと言うよりはホラーだ。更にラストの怪談が相当に怖い。まさに三津田の面目躍如と言って良い。怖い話が好きな人は絶対に読むべし。★★★★☆
今日のアニメ
・残響のテロル #11「VON」(最終回)…面白い作品ではあったが、あまりアニメ向きの題材ではなかったな。どちらかと言うと、劇場映画として実写にした方が良かったのではないかな。
今日の映画
・ベルリンファイル(韓国/2013年)
北朝鮮の諜報員であるピョ・ジョンソンはベルリンでアラブ人と武器取引を行うが、そこに韓国のの諜報員であるチョン・ジンスが現れる。トップシークレットである今回の任務が何故韓国に漏れたのか?。…っと言ったスパイアクション。大規模なヨーロッパロケが功を奏したのか、ろくな作品しかない韓国映画にしては珍しく、垢ぬけたスケールの大きな作品になっている。アクションもスピーディで迫力があるし、ストーリーも見応えがある。ただ、相変わらずの大袈裟な芝居には興ざめ。★★★☆☆