真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「被害者を捜せ!(パット・マガー/創元推理文庫)」、読了。
第二次大戦下。異境の地に駐屯している海兵隊員は暇を持て余していた。そんな彼らの愉しみは、本国から送られてくる新聞や雑誌を読む事。ある日、小包の詰め物に使われていた新聞に、僕が4年間勤めていた「家事改善協会」の中で殺人が起こった…と言う記事が載っていた。犯人は僕のボスであったポールだったが、新聞が千切れていたので、被害者が誰か分からない。そのため、僕の話を元に戦友たちで被害者探しをすることになった。
アイデアは面白い。だが、ミステリーとしてはイマイチ。問題は作品の大半を占める昔話にミステリー色が薄く、あまり面白くない事。もう読んでいて、退屈で退屈で。ラスト数ページで行われる真相解明で、やっと面白くなるが、それでも驚くほどの真相はないし、本作のメインである「被害者が誰か?」についてもそれほど意外性はない。結局、アイデア負けした作品と言ったところか。
今日のアニメ
・貧乏神が! #3「「お前に命令されるのはなんか腹立つ!!!」 「なんかって何!!?」」…相変わらずテンションが高いが、後半、単なる人情話っぽくなるのがちょっと。
・ココロコネクト #3「ジョバーとローブロー」…つまんねぇぇ。もう、切ります。視聴中止。
今日の映画
・柳生旅日記 竜虎活殺剣(松竹/1960年)
柳生十兵衛が海賊・片眼の竜を捕える任務に就く…っと言う話で、近衛十四郎の松竹「柳生十兵衛」シリーズの第2作目。う~ん、これは酷いなぁ。「天地夢想剣」もイマイチだったが、こちらはそれ以上。ストーリーが面白くないし、内容もこれじゃ、「柳生十兵衛」と言うより「多羅尾伴内」だ。クライマックスも長いばかりでちっとも楽しくなった。東映の「柳生武芸帳」シリーズは面白かったんだがなぁ。