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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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男の首 黄色い犬(ジョルジュ・シムノン/創元推理文庫)」、読了。
メグレ警部ものを2作収録した合本。
男の首
サンテ監獄の第11号監房から一人の死刑囚が、無名の手紙に誘導され脱獄した。実はこの脱獄はメグレが仕組んだ事だった。死刑囚はとある富豪の夫人とその小間使いを殺害した犯人として逮捕されたが、メグレは彼が犯人とはどうしても思えなかった。そのため、メグレは一世一代の博打をうったのだが。…ある程度ミステリーを読んでいる者なら、誰が犯人であるか見当がつく。つまり本作は犯人探しでも、謎解きでもないのだ。読み終わって感じるのは、犯人の異常心理。要は心理描写を中心にした犯罪ドラマなのだ。それにしても、この犯人の異常心理は凄まじい。確かに今となっては特に珍しいものではないが、それでも相当のインパクトだ。これが発表された当時なら、比較にならないほど衝撃的だったのではないかな。私の好きなタイプのミステリーとは言えないが、傑作である事は間違いない。

黄色い犬
港町のコンカルノーで次々と事件が発生した。一つ目はホテルの前で煙草に火をつけた男が射殺された事件。二つ目はその事件の捜査関係者と市の名士が飲もうとしていた食前酒に毒が混入されていた事件。三つ目はその市の名士が行方不明になった事件。そして事件が起こると、その周りに一匹の黄色い犬が出没する。…それなりに魅力的なストーリーではあるが、真相があまり面白くないし、謎解きもワクワクもドキドキもしない。どうも全体的にイマイチの印象。些か失望した作品だった。

今日のアニメ
かみちゅ! #4「地球の危機」(再見)
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ2 #17「七人の傭兵」…冒頭いきなり「黒澤明を偲んで」なんて言うので何事かと思ったら、今回は「七人の侍」のパロディだった。
君に届け 2ND SEASON #2「2年生」…何か第2期に入ってから、風早の影が薄いような気が。

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