真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
う~~ん、少し風邪気味かな?
今日のアニメ
・カオス;ヘッド #12「使命 mission」(最終回)…最後の方の展開が慌しかったな。しかし面白かったけど、結局印象に残った作品ではなかったような。
今日の映画
・アパッチ(アメリカ/1954年)
アパッチの悲哀を描く西部劇で、当時としては画期的かも。酒浸りの酋長、白人に従うアパッチ、子供が生まれたことで武器を捨てるマサイなど、誇りを捨てた種族への哀愁が漂う。だが全体的に見て、イマイチの出来かな。アルドリッチの作品にしては、中の下くらいか。特にラストで勝ち目のないの戦いに挑むマサイがむちゃカッコいいのに、その後のシーンがちょっとねぇ。まぁ、それが先に書いたテーマに繋がるのだけど。
図書館で借りてきた「神秘の島 下巻(ジュール・ヴェルヌ/福音館書店)」、読了。
「グラント船長の子供たち」、「海底二万哩」、そして本作で三部作と言うのが通説なっているが、それぞれ別ものとみた方がいいと思う。「グラント船長の子供たち」に登場するエアトンはまだしも、「海底二万哩」のネモ船長は特別出演って感じで、出番はほんの僅か(いくらなんでも出番が少なすぎだよ)。また本作は「SF巨大生物の島」と言うタイトルで映画化されているが、展開などに幾分名残はあるものの、ノリや雰囲気がまったく違うので、これまた別ものとみたほうが良いだろう。さて本作の感想だが、後半の展開に慌しさあったり、全体的に淡々としていたりと、欠点が多い。また、時代を考えると仕方ないと思うが、過度なまでの愛国心や、自然開発(自然破壊)辺りもさすがにどうかと思う。まぁそんな欠点もあるが、全体的には古きよき時代の冒険ロマンって感じで、なかなか楽しかった。
今日のアニメ
・かんなぎ #13「仁、デレる」(最終回)…前半のシリアスモードに引き気味だったけど、後半いつもの調子になったのでホッとした。しかし何となく第2シリーズに続きそうなラストだったな。
・みなみけ おかえり #1「年の初めの」…ノリとしては、第1シリーズに近いかな。なかなか面白かったと思うよ。ところで、忘れた頃に突然OPが始まったので、ビックリしたよ(笑)。
正月休み最終日。ああっ、明日からまた仕事か。orz
「失われた少女(赤川次郎/角川ホラー文庫)」、読了。
久しぶりに赤川次郎の作品を読んだけど、相変わらずの軽さだった。比較的楽に読めるが(ほぼ数時間で読了)、読み終わった後、実に物足りない。さすが売れっ子作家だけあって、そつなく書いてはいるが、この軽さだけは致命的。せっかく面白い(…って言うか私好みの)題材なのに、全体的に消化不良の印象だ。記憶喪失の少女のキャラなんて、もっと掘り下げれば面白くなるのに、描きこみ方が実に浅い。しかもあのような状況なのに、少女の持つエロチシズムがほとんど感じられないのはどうしたものか。エロくしろとは言わないけど、未成熟な色気のひとつも欲しかった。「少女から大人の女性へ」と言う描写や、後日談(押しかけ女房(笑))なんかは、結構気に入っているんだけどね。
さて、正月休み中に読了した本の数は、これで5冊。現在読書中の本も、あと数ページで読み終わるので、トータル6冊と言ったところか。結構読めたな。
今日のアニメ
・アキカン! #1「カンじる!?ファーストキス」…スゲー、くだらない話(勿論、良い意味で)。そして何気にエロイ。ここまでくだらないと、視聴継続しない訳には(笑)。
今日の映画
・ターミネーター2(アメリカ/1991年)
1作目を観たなら、2作目も観ないとね。…っと言うわけで、鑑賞。これで、TVシリーズ&4作目の備えは万全だね(3作目はなかったことになり(笑)、1作目→2作目→TVシリーズ→4作目と話が繋がるらしい)。さて本作は傑作SF映画の続編だが、今回は予算が遥に多くなり、前作以上の迫力の映像を見せてくれる。ただ反面、前作にあったセンチメンタルさ(ロマンチックさ、物悲しさ)が影を潜め、単なるバイオレンスアクションになっているのが残念だ。また物語性を重視するあまり、中盤少々ダレ気味になっているのも良くない(しかもあまり成功してない)。そんな訳で少々不満がある出来になってしまったが、それでも眼を見張るようなアクションと映像は凄い。中でも液体金属で出来たT-1000の変化自在な動きは(腕が凶器になる、前と後が入れ替わる、手が腕になる、腹に刺さった棒を横に引き抜くなどなど)、一見の価値がある。そこいらに転がっているアクション映画など、足元にも及ばない一級のエンターティメントだ。(再見)
正月休み8日目。
きるひさんから、年賀状を頂きました。
↓で公開してます。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tea-time/cg-39.html
ついでに私が常連さんにお送りした年賀状のイラストの文字なし版です。
↓で公開中。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tea-time/cg-38.html
「古時計の秘密(キャロリン・キーン/創元推理文庫)」、読了。
ミステリーと言うよりは、ハラハラドキドキの冒険ものになっている。難解なトリックや意外な犯人などは一切なく、如何にも子供向きの読み物って言った感じだ。そのため少々物足りないが、安心して物語を楽しむことが出来る。古きよき時代のアメリカの勧善懲悪や、ラストの清々しさが実に良い。
今日のアニメ
・マリア様がみてる(4th) #1「学園祭はショック2」…面白かった。…にしても、EDがエロすぎ!(笑)
今日の映画
・ターミネーター(アメリカ/1984年)
近日レンタル開始のTVシリーズ、そして6月に公開の「ターミネーター4」の予習をかねて、1作目を再見する。久しぶりに観たけど、やっぱ良い。特に「古い写真でね、破れて色あせてた。今の君のように若くて、ただ少し悲しそうだった。…僕は君のために来た。愛している、ずっと前から」と言うカイルの台詞は、今観てもうるうるだったよ。またラスの「嵐が来るって」、「分かってるわ」も名台詞だ。(再見)
・ロープ(アメリカ/1948年)
全編ワンカット、そして実際の時間と映画内の時間がほぼ同じだと言う実験的作品。時間が同じと言うのはそれ以前にもあったが(「荒野の決闘」など)、全編ワンカットと言うのは後にも先のないのでは(実際にはOPが別カットで、途中一回カットが変わるシーンがあるので、正確には3カット)。だがこの実験的な撮り方のため、些か間延びした出来になってしまったようだ。ヒッチコックにしては、スリルやサスペンスがあまり感じられない凡作になった感がある。(再見)
正月休み7日目。
積本になっていた「緋色の囁き(綾辻行人/1988年/祥伝社)」、読了。奥付から判断すると、なんと15年も積本になっていたことになる(笑)。さて本書の感想だが、なかなか面白かった。とにかく話が良く出来ているので、最後まで楽しんで読むことが出来た。作者のあとがきを読むと、「サスペリア」を参考にして書いたらしい。そのため、らしきシーンや設定がそこかしこにあり、別の意味でも楽しめた。だが同時に、読んでいて物足りなさを感じたのも事実だ。それは何かと言うと、ゴシック的な要素の欠乏だ。つまりこの作品は、単にストーリーを追っただけのスリラーでしかないのだ。空間が描けてないのだ。ただ、これは私の勝手な思い込みだし、作者自身もそんなことをするつもりはないのかもしれない。だがこのような話なら、そして「サスペリア」を参考にするなら、ゴシック的な要素を色濃くして欲しかった。
今日のアニメ
・とある魔術の禁書目録 #13「一方通行(アクセラレータ)」
・ヒャッコ #5「合縁虎縁」+「人には沿うてみよ、虎とは闘ってみよ 」
今日の映画
・39階段(イギリス/1978年)
ヒッチコックの「三十九夜」の2度目のリメーク、と言うよりジョン・バカンの同名小説の3度目の映画化(2度目の1959年版は未見)。つまり映画化された作品の中でも一番原作に近いらしい。だが、ヒッチコック版には遠く及ばない凡作だった。クライマックスのロンドン時計台のシーンはそれなりに盛り上がるが、全体的にサスペンスもスリルがあまり感じられない出来だ。
・アパートメント(韓国/2006年)
心霊ホラー版「裏窓」って感じの映画だが、恐怖シーンはまんま「呪怨」。ここまでそっくりなのは、さすがにどうかと思うが。全体的に各Jホラーの要素を集めただけの印象が強く、特に目新しさは感じない。まぁ、その程度の映画だが、過度の期待をしなければ、そこそこ楽しめると思う。