真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「黒きレ・ヴォルゥ(富士見書房)」、上下巻を一気に読了。
最近、何でも娘化するが、この作品では何とアルセーヌ・リュパンが娘化。さすがにホームズやガニマール警部は男のままだが、ホームズの相棒のワトソンも娘化(笑)。なんと、ワトソン夫人(爆)(↓)。
まぁ、その程度のコミックで、例えばホームズとルパンの共演なのに、内容がミステリーでなくアクションになっていたりと、色々と不満が多い。もう少しどうにか、ならなかったものかねぇ。ところで↓の眼鏡っ子、実は男の子です。萌えた方はご愁傷さま(笑)。最近、女装が似あう男の子が多いけど、この子は「WORKING!!」の宗太以上だね。
…っと、これで驚いてはいけない。↓は千之ナイフの某作品のキャラだが、何と男の子。…って、どう見ても女の子にしか見えないんですがぁ。おっと、話が脱線してしまった。
今日のアニメ
・シムーン #15「一人、また一人」
今日の映画
・拳銃残酷物語(日活/1964年)
仮釈放中の男が日本ダービーの売上金一億二千万円を奪おうとする。…って言うストーリーからも分かるように、キューブリックの「現金に体を張れ」の影響下にある作品。…って言うか、ほぼ同じ(笑)。スタイリッシュさやサスペンスは本家の方が上だが、銃撃戦などのアクションはこちらの方が多い。ほとんどパクリっと言って良い作品ではあるが、それなりに楽しめる。
結局、昨夜はほとんど雨が降らなかったな。いつの間にか、警報も解除されていたし。
「時の娘 ロマンティック時間SF傑作選(中村融編集/創元SF文庫)」、読了。
「チャリティのことづて(ウィリアム・M・リー)」→1700年、11歳のチャリティは流行病で倒れ、高熱を出してしまった。そして、彼女は男の子の夢を見た。時代は移って、1965年。16歳のピーターは流行病にかかって、寝込んでしまった。そして、彼は女の子の夢を見た。やがて熱が下がったピーターは、夢の女の子・チャリティと会話が出来るようになる。どうやら二人は、265年の時を超えて、意思を交わせるようになったようだ。…どうやら私が所有している集英社版「たんぽぽ娘」に、本作は収録されているようだ。まったく記憶にない。あまり印象的な話ではなかったのだろうか(後で確認してみよう)。そんな訳で本作は再読と言う事になる(記憶にはないが(笑))。読んだ印象としては、悪くない。ただかなり能天気なタッチなので、その辺りが「たんぽぽ娘」に引けを取った理由かもしれない。まぁこの手の作品にしては明るく、切なさが皆無な作品なので、気楽に読む事が出来るだろう。ラストのオチはありきたりだが、悪くない。(1967年)★★★☆☆
「むかしをいまに(デーモン・ナイト)」→サリヴァンという男の生涯。…っと言う事くらいしか、あらすじは書けない。これ以上書くと、ネタばれになってしまう。はっきり言って相当に奇妙な文章で、最初の数ページ、何が書いてあるのか良く分からなくて、何度も読み直してしまった。数回目で「あっ、もしや」っと気がついた。それが正解だったわけだが、要は「○○○○の世界」と言うテーマ。しかし、このワンアイデアだけで、よくこんな面倒くさい作品を書くよな。感心する。もっとも、このアイデアが面白いと感じるかどうかで、評価も変わると思われる。(1956年)★★★☆☆
「台詞指導(ジャック・フィニイ)」→ロケ地であるニューヨークに向かう途中、ジェイクは新人女優のジェシーに演技指導したが、どうしても年若い彼女は上手く演じられなかった。やがてロケ地に着くが。…演技で悩む女優と、ロケ地で繰り広げるバカ騒ぎ(ジョークらしいが(笑))。これでどうやって、時間SFにするのか…っと疑問に思っていたら、ラスト数ページで、見事にロマンチックなSFになった。つまり、それまでの女優の苦悩もバカ騒ぎも、その伏線だったわけだ。さすがはジャック・フィニイ。このラスト数ページのロマンチックさ、ハッピーさは最高。一気に好きな作品になった。(1965年)★★★★☆
「かえりみれば(ウィルマー・H・シラス)」→今の記憶を持って過去に行けば、もっと有意義に時間を使えるのに」っと私が言った時、教授は「出来るかもしれません」っと言った。その後、眠くなって、次に目が覚めると、私は15歳になっていた。…時間テーマのドタバタ。コミカルな内容と、パラドックスし捲りの展開は笑えるが、それだけ。少し物足りない。(1970年)★★☆☆☆
「時のいたみ(バート・K・ファイラー)」→フレッチャーとサリーがサイクリングに出かけて。…やり直しテーマもの。あまり面白くない。(1968年)★☆☆☆☆
「時が新しかったころ(ロバート・F・ヤング)」→タイムマシーンで白亜紀にやってきたハワード・カーペンターは、そこでマーシーとスキップと言う姉弟と出会った。ふたりは火星からやってきたと言うのだが。…冒険ものって感じの内容で、ヤングにしては珍しい。出来はまぁまぁだが、「たんぽぽ娘」を思い出させるロマンチックなオチがつく辺り、如何にもヤングらしい。(1964年)★★★☆☆
「時の娘(チャールズ・L・ハーネス)」→父親を知らずに育ったわたしは、母を憎んだ。そして彼女のものをすべて欲した。それが持ち物であろうと、彼女の恋人であろうと。やがてわたしが17歳になった日に…。…タイムパラドックスを描いた時間テーマSF。結構とんでもない結末で、何と○○○=○っと言うもの。ただ同趣向のハインラインの「輪廻の蛇」がこの作品よりはるかに凄いので、その分、不利かな。(1953年)★★★☆☆
「出会いのとき巡りきて(C・L・ムーア)」→今まで波乱の人生を送っていたエリックは、ある科学者と出会い、時間旅行が出来る事を知る。科学者に無理に頼みこんで、時間と空間に捕らわれない装置を手に入れる。そして時間旅行を始めた彼の前に、スモークブルーの瞳を持つ娘がたびたび現れる。…運命の糸と結ばれた娘との恋物語。相手も輪廻転生を繰り返し、あらゆる空間や時間で出会う。一見、冒険SFのようだが、非常にロマンチックな作品だ。だが、考え方によっては、かなり怖い話とも言える。(1936年)★★★☆☆
「インキーに詫びる(ロバート・M・グリーン・ジュニア)」→過去で何かを探す男。…文章が前衛的と言うか、とりとめがないと言うか、非常に分かりづらい。個人的は物語の面白さが感じられず、好みでない。どうも、この手の作品は苦手だな。(1966年)★★☆☆☆
今日のアニメ
・荒川アンダー ザ ブリッジ 13 BRIDGE「第101話 ラストサムライ第102話 散髪」+「第103話 ビリーとジャクリーン」+「第104話 荒川ドリームランド」+「第105話 アトラクション」+「第106話 忘れじのパレード」+「第107話 秘宝」+「第108話 -」(最終回)…なかなか面白いシリーズだった。第2シリーズの制作もすでに決定しているし、お楽しみはまだまだ続く。
・WORKING!! #10「疑惑の真相…、なずな働く。」…宗太にメロメロなまひるが可愛すぎ☆
今日の映画
・ローラ(フランス/イタリア/1961年)
ジャック・ドゥミのデビュー作。基本的にはありふれた恋物語なのだが、全編を覆うロマンチックさは、如何にもジャック・ドゥミ。まぁ、出来は並だけど。
今夜から明日にかけて大雨になるらしく、すでに警報が出てる。…って言うか、会社帰り、すでに豪雨で道が川になっていんだけど。
「ぼくのなつやすみ2」を少しプレイ。
日が経つにつれて、行けるところが段々増えてきた。まだ行けないところもあるけど、そのうち行けるだろう。ところでチョコとカコのナゾナゾ姉妹、結構私好み。よく公園で手を繋いでいたりして、何気に百合っぽいのも良い(笑)。あと最近、診療所に現れた病弱な女の子も好みだなぁ。何となく、○○っぽいけど。
今日の映画
・路上のソリスト(アメリカ/2009年)
もっと音楽寄りの話かと思っていたが、その辺りはあまり描かれてない。どちらかと言うと、ふたりの男の交流と友情が中心。しかも相手が総合失調症なので、その過程が生半可なものでないと言うのが、作品の要になっている。だからこそ、それを乗り越えての、ラストの「あなたの友達で光栄だ」の台詞は感動的なのだ。最初に考えていた映画とは違うタイプの映画だったが、悪くない映画だった。
「レイチェル(ダフネ・デュ・モーリア/創元推理文庫)」、読了。
亡き父に代わり、私を育ててくれた従兄のアンブローズ。彼がイタリアでレイチェルと言う女性と結婚し、突如、死んだ。このため、私はレイチェルを恨んだ。ところが、レイチェルに会った途端に私はその美しさに心を奪われ…。
私は未だに「レベッカ」がミステリー小説においても、ゴシック小説においてもベスト1だと思っている。だから、この作品を追いぬかなくても、少なくとも同レベルの小説はないかと探したが、未だに巡りあえてない。こうなると、「レベッカ」の作家であるダフネ・デュ・モーリアにしか期待できないのか…っと思ったりする。…で本書なのだが、どうやら本作は「レベッカ」と表裏をなす作品らしい。そんな訳で、期待し読み始めた。すると、そこには確かに「レベッカ」で感じたあの肌触りがある。特にアンブローズのイタリアの屋敷を訪問した時のドキドキ感は、まさに「レベッカ」を読んだ時のもの。「おおっ、これだよ、これ、私が求めていたのは」っと喜んだ。…っが、しばらく読んで、「あれ?」っと思った。なんか違和感があるのだ。「レベッカ」を読んだ時の楽しさがない。ここで気がついた。この作品、似てはいるが「レベッカ」とは明らかに異質の作品だと。
まず、表面的は違いは主に以下の二点。(1)男が主人公であること、(2)舞台が主人公の館であること。大した違いがあるようには見えないが、これが大違い。まず、(1)によりサスペンスが薄くなっている。また危機的な状況になっても、それは単に主人公が愚かだから…っと言うようにしか見えない。次に(2)。勝手知ったるで、どこに何があるか分かるし、周りの使用人もすべて知人。つまり、どう転んでもゴシック的なサスペンスも恐怖も生まれないのだ。結果、「レベッカ」が手探りで幸せと愛を見つけようとする女性の物語だったが、こちらは世間知らずのお坊ちゃまが女の溺れていく物語でしかない。だから、イライラはしてもハラハラドキドキはしないのだ。もっとも結末の付け方がちょっと意外で、レイチェルの真意がよく分からないので、一概に悪女ものとも言えないのが、少し面白かった。
「ぼくのなつやすみ2」をプレイ。
これって、一旦のプレイし始めると、止め時を失うね。しかも、冒頭からイベント続発で、やりたいことも多いから、何から手を付けて良いのか分からないくらい。まぁ、ほとんど釣りをしていた気がするけど(笑)。ところで取説には載っているのに、未だに行けないところがある。その内、行けるようになるのかな。
ついでも、「邪聖剣ネクロマンサー」も少しプレイ。
辿り着いたギルギットの町だが、とんでもない事になっていた。そして王から手紙を預かり、隣町のムルタンへ向かう事になる。すると、この町でもとんでもない事が起こっており、パーティーは西の洞窟へ向かうが…。しっかし、このゲーム、強制展開の一本道シナリオなんだ。う~~ん。ところでマリーに、敵全体攻撃の魔法を覚えさせた。値段は高かったが(このゲームの魔法はすべて購入して覚える)、威力は半端じゃない。もっとも消費MPが大きいので、頻繁には使えないけど。…って、やっぱ、役に立たねぇ(笑)。
宇宙ショーへようこそ>
アニマックスで冒頭ノーカットを観たけど、面白そうじゃん。観に行こうかな。
今日のアニメ
・迷い猫オーバーラン! #12「迷い猫、決めた」…実質、最終回。来週は総集編とのこと。…にしても、大したシリーズじゃなかったな。
・刀語 #6「双刀・鎚」…七花が初めて黒星に喫したりと、意外な展開で面白かった。とがめとのラブラブっぷりもイイ感じだ。次回の敵は、最強とも言える七花の姉ちゃんか。ところで、「強度は障子紙並み、躓いて転んだだけでも死ぬ自信がある」の台詞には笑ってしまった。
・けいおん!! #10「先生!」…最近、紬の壊れっぷりが激しい(笑)。
今日の映画
・子連れ狼 冥府魔道(東宝/1973年)
脚本が破綻し捲っている。大体、命をかけて刺客を依頼する辺り、リアリティがなさすぎるよ。あと、スリのエピソードも何の必要があったのか疑問を感じる。もっと、ちゃんとした脚本を書いて欲しいものだ。また全体的に、シリーズ初期を比べるとかなり大人しくなっており、観ていて物足りなさを感じる。ただ、若山富三郎の立ち回りだけは相変わらず凄い。
PSPソフト「ぼくのなつやすみ2」を購入。気にはなっていたが、まったく購入する予定はなかったのに、ショップで現物を見たら欲しくなって(笑)。帰宅後、さっそくプレイしたら、これがなかなか良い。目的がなく、すべてが自由って言うのが良いよね。ところで声優が結構豪華で、船の中で出会った女子高生が坂本真綾で、隣の部屋にいる新人作家が沢城みゆきだった。
今日のアニメ
・裏切りは僕の名前を知っている #11「儚く強く尊いもの」…ふたりとも生きていたのか。まぁ、そりゃそうか。
・デュラララ #11「疾風怒濤」
・喰霊-零-(ディレクターズカット版) #7「呵責連鎖-かしゃくのれんさ-」
・ケロロ軍曹 #320「夏美 憧れの侵略者! であります」…ガンダムWのパロディですかぁ。しかもオリジナルキャスト総登場って言うのが凄すぎる。子安さんもクルルと掛け持ちだし(笑)。
・ARIA The ANIMATION #5「その あるはずのない島へ…」&#6「その 守りたいものに…」(再見)…#5の「思い出は忘れてしまうけど、捨ててしまう訳ではないでしょう。大切なものは捨てられない。心の引き出しの奥にはちゃんとしまってあるのよ。」って、実に良いセリフだ。#6は別の意味で良い話だ。「うるっ」としてしまったよ。
今日の映画
・サバイバル・オブ・ザ・デッド(アメリカ/カナダ/2009年)
今回は西部劇色が強く、まさにロメロ版「大いなる西部」っといた感じになっている。だが、全体的にぱっとしない。嘗てのロメロのゾンビものにあった終末感も、スリルもサスペンスも非常に薄い。演出にも嘗てのような冴えは感じられず、残念だがロメロはもうダメなのかもしれない。(続きは[本館]で)
明日は新入社員の歓迎会、つまり飲み会なので、このブログはお休みします。お知らせまで。ところで新入社員と言っても中途採用で、実は私より年上だったりします(爆)。
今日のアニメ
・屍姫 赫 #1「死が舞う」…再挑戦。
今日の映画
・学校の怪談4(東宝/1999年)
前3作は遊園地のお化け屋敷のようなノリの映画だったが、今回は少しタッチが変わって、静かなタッチになっている。つまり、前作まではわっと驚かすアトラクションのような映画だったが、今回はじわじわと忍び寄る恐怖が中心になっている。VFXを極力控えめにして、演出だけで怖がらせているので、個人的にはシリーズ中で一番好きかな。そんな訳もあってか、子供が主役であるにも関わらず、どちらかと言えば大人向きの映画のような印象がする。確かにそれほど怖い映画ではないが、執拗に子供たちを自分たちの世界に誘い込もうとする幽霊は、考え方によってはかなり怖いかもしれない。但し、ほのぼの路線のクライマックスからラストの展開はあまり感心しない。まぁ、これがシリーズものの限界であるのかもしれないが。(再見)
「邪聖剣ネクロマンサー」を少しプレイ。
サッカルから迷いの洞窟を抜けて、ギルギットの町へ。町に着いたところで今日は終了。ところで、マリーは回復系のようだが、素早さがないのでイマイチ使えない。また、バジルもなんか中途半端。エルダーは肉弾戦、ディルは魔法と、この二人は結構使えるんだけどなぁ。
今日のアニメ
・シムーン #14「冒さざるもの」
今日の映画
・タイム・リープ(パル企画/1997年)
とにかく日本人は時間SF、それもロマンチックな作品が好きだ。その代表作である「時をかける少女」は4度に亘って映画化されているし、それ以外でも「時空の旅人」、「未来の想い出」、「あしたはきっと…」、「サマータイムマシン・ブルース」、「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」…っとちょっと考えただけでも、こんなに出てくる。そんな中で、一番面白いのがこの作品だと私は思う。
久しぶりに再見したけど、その緻密な構成と脚本には舌を巻く。相当に考えられたストーリーだ。とにかく、かなり頻繁に時間移動するので、真剣に観ないと訳が分からなくなる。そして、このバラバラのピースがはめ込まれ、段々とストーリーの全容が分かってくるところは、まさに知的な快感。しかも、張り巡らされた伏線がどんどん生きていき、後半になるほどテンションアップしていく展開は見事としか言いようがない。それ以外でも、謎が謎を呼ぶ展開、スリルとサスペンス、時折見せるユーモア、すべてが最高ランク。時間SFはかくあるべき…って言うお手本のような作品だ。あと主役を務める、初々しい佐藤藍子が実に良い。
ところで、この作品を見ると、「タ~イムリーフ、こころ斜め十五度に♪」と言う歌、「時間の誘惑」(↓)を思い出すなぁ(笑)。