真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「牢の中の貴婦人(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/創元推理文庫)」、読了。
見知らぬ異世界で、いきなり牢獄に閉じ込められたエミリー。何が起こったのか、まったく状況が分からない。そんな中、彼女は牢番や尋問係との会話を通して、少しづつ状況を掴んでいく。どうやら彼女は、ある貴族の女性と間違えられているようなのだが。
…って言う設定が実に面白い。しかも作者が「ハウルの動く城」のダイアナ・ウィン・ジョーンズなので、期待するなと言う方が無理。…っと言う訳で期待して読んだのだが、これが意外と面白くない。内容のわりにワクワクゾクゾクする部分がまったくなく、謎解きも状況打破もない。しかも恋愛色(しかも自己中)だけ強いので、読んでいてちっとも楽しくなかった。聞くところによると、初期の作品らしいので、まだ読ませ方が分かってなかったのかもしれない。何れにせよ、非常に期待ハズレの作品だった。
今日のドラマ
・スーパーナチュラル #12「死神との取引」
死神が登場。…って言うか、死神を操る人間。アイデアは面白いが、ストーリー的にはイマイチだった。…にしても、出てくる死神が「恐怖の足跡」の亡霊そっくりで笑ってしまった。
今日の映画
・ビキニの裸女(フランス/1952年)
コルシカ沖の沈没船にあると言われている黄金財宝を探しに行った男の話。一種の宝探しものだが、これに灯台娘とのロマンスを加えている。つまり、「冒険者たち」とか、「島の女」に近い感じ。…って書くと面白そうだが、これが意外とつまらない。冒険映画として観てもワクワクしないし、恋愛映画として観てもロマンスが足りない。何か、すべてが中途半端だ。ちなみに、本作は灯台娘に扮したブリジット・バルドーのデビュー作らしい。そのため、彼女が実に初々しい。結局、観れるのはこの辺りだけかな。ところで「ビキニだったら、裸じゃないじゃないか」っと文句を言っている人が多いらしいが、ビキニも裸とは言えなくもないんだから、別に目くじらを立てる必要もないと思うけど。
例の地震の影響で、今日もお休み。こうなると、ホント後が怖いなぁ。…で、休みを利用して押し入れを片付けたら、PCE本体とPCEソフト「イースⅠ・Ⅱ」が出てきた。そんな訳で、良い機会なので新旧のキャラデの比較をしようと思い立った。
さっそくPCEを立ち上げたんだが、これがうまく起動しない。いや、起動はするのだが、RUNボタンを押した後、まったく動かなくなる。さすがに15年以上も電気を入れてなかったので、故障したんだろうな。…っと思い、諦めたが(渡辺菜生子の声だけは聞きたかったなぁ)、それじゃ、あまりにもつまらないので、ネットでPCE版の画像を探すことにした。すると良い画像が出てきたので、キャプした人には「御免なさい」して掲載することにした。こうして見ると、PCE版のキャラデが一番だなぁ(少々デッサンが狂っているけど(笑))。
一方、PSP版の方は廃坑の2層までをクリア。その後、フィーナに再会して、レアにハーモニカを届けたところ。明日にも、廃坑の3層をクリアしようかな…ってとこ。相変わらず、のんびりとプレイしてます(笑)。
今日のアニメ
・君に届け 2ND SEASON #10「ここから」
・俺たちに翼はない #1「たとえばそんなメルヘン」…はっきり言って好きなタイプの作品じゃない。しかも、無意味なエロシーンも売りにしているから尚更だ。しかも、それをギャグにしているから始末に悪い。即行で、視聴中止。
今日の映画
・金環蝕(東宝/1975年)
1964年の九頭竜ダム入札による、政治家の汚職を描いた作品。出てくる政治家が皆、金と権力に執着する者ばかりで、まさに政治家版「仁義なき戦い」と言った感じに仕上がっている。とにかく、演出も脚本も文句が付けようがないくらい出来が良く、かなりの長尺にもかかわらず、ちっとも退屈しない。冷血な仲代達矢、正義を貫こうとする新聞記者の高橋悦史、学はないが頭が切れる金貸しの宇野重吉、武闘派だが実は小心者の三国連太郎などなど、出演者のすべてがハマり役。ラスト近くのすべてを闇の葬ろうとする政治家の動きも怖いし、救いのないラストも良い。まさに一級のエンターティメントであり、メッセージ色の強い社会派ドラマでもある。これは傑作。必見だ。
・カナディアン・エクスプレス(アメリカ/1990年)
殺人事件の証人である女を、殺し屋から守る検事の話。映画の大半が列車内であるため、ヒッチコックの映画を思わせ、実に良い雰囲気を持った作品である。アクションよりサスペンスがメインの作品でありながら、サスペンスが低いのが難だが、ラストの列車の屋根でのアクション辺りがなかなか楽しい。まぁ一級品とは言えないが、それなりに楽しめる作品だった。ちなみに本作のオリジナルは、リチャード・フライシャーの「その女を殺せ(1952年)」。こちらは未見だが、ちょっと観てみたい気がする。
この前まで寒い寒いと思っていたら、今日、桜が満開になっているのを見つけて、ちょっと驚いた。もう、そんな季節なんだね。
「ラヴクラフト全集(2)(H・P・ラヴクラフト/創元推理文庫)」、再度読了。
本書には、以下の3篇が収録されている。
「クトゥルフの呼び声」(1925年)
伯父の遺品から、薄肉浮き彫りと手記が出てきた。手記によれば、この浮き彫りはある青年が夢で見た風景を元に作られたもので、その青年がそこに記されている象形文字を解読して欲しいと持ち込んだものらしい。だが協力者の男は高熱を出し、伯父も不可解な死を遂げてしまう。ぼくは伯父がしようとしていた調査を再開するが。…この浮き彫りに関わった人間だけでなく、多くの人間が不気味な夢を見、発狂する。…っと言った気味の悪い展開が続く。この辺りの悪夢のようなイメージは、さすがラヴクラフト。だが圧巻なのは、「何故、そう言う事が起こったのか?」っと言う真相が語られる第3節。クトゥルフの古代都市、現れる異形の神の描写が素晴らしい。傑作。★★★★☆
「エーリッヒ・ツァンの音楽」(1921年)
今となっては地図で探すことも出来ないオーゼイユ街。わたしはこの町で下宿していた。その下宿の屋根裏部屋にエーリッヒ・ツァンと言う老人が住んでいた。わたしは老人が夜な夜な奏でる、この世ならぬ調べに魅了されるが。…坂の町の屋根裏部屋で、音楽を奏でる老人。実に絵になる作品だ。ラストの不気味さもなかなかのもの。★★★☆☆
「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」(1927年)
ロード・アイランドの精神病院から、チャールズ・ウォードと言う精神病の患者が脱走する。彼の主治医によれば、彼が狂気に走った原因は、祖父であるジョゼフ・カーウィンの研究に要因があるようなのだが。…本作は「怪談呪いの霊魂」、そして「ヘルハザード・禁断の黙示録」と二度にわたって映画化されている。つまり、ラヴクラフトの作品の中ではかなり有名な作品と言って良い。実際、本作をベストとする人も多い。だが、個人的には微妙。何か、小説と言うよりは何かの解説を読んでいる感じだし、何よりも内容の割に長すぎる。確かに膨大な知識量は凄いと思うし、ゴシック的な雰囲気も悪くない。だが、若干好みから外れるかな。もっとも後半、地下室の中で異形の生き物を目撃する辺りの描写はかなり良い。結構、怖いし。★★★☆☆
今日のアニメ
・IS<インフィニット・ストラトス> #9「海に着いたら十一時!(オーシャンズ・イレブン)」…サービスの回。特にシャルル無双が目立ったAパートが最高。「あ~ん、もう、やっちゃえ」って、おい、おい(笑)。…しても、ラウラ、最初の頃とキャラがまったく違うじゃん(笑)。
・夢喰いメリー #9「夢乱れて」
・フラクタル #4「出発」…あれ?、フリュネって、こんな嫌な子だったけ?
今日の映画
・パトリック(オーストラリア/1978年)
本作の監督であるリチャード・フランクリンは、元々監督本数が少ないうえに、傑作と言える作品が僅かに「サイコ2」と「リンク」だけと実に寂しい。だが、その2作品に関しては、この上がないほど面白い。つまり、出来不出来が極端な監督なのだ。そんな訳で、この監督作で未見だった本作を複雑な気持ちで観たが、結果は残念ながら不出来の方だった。はっきり言って、ちっとも面白くない。展開はダラダラだし、ストーリーも別に凝っている訳でなく、実に退屈な作品だった。ラストのオチもイマイチ。
・甲賀屋敷(大映/1949年)
完全な娯楽映画なのだが、衣笠貞之助の演出が上手く、なかなか楽しめる作品になっている。さすがは、「地獄門」の衣笠貞之助だ。また、迷宮のような屋敷の美術も良い。
遅ればせながら、先日の地震のための募金をしてきた。私って普段あまり募金はしないのだが、さすがに今回だけは居ても立ってもいられなくて。しかも、個人的にはかなり頑張った金額をしたつもり。私に出来る事はこのくらいしかないけど、被災地の方には何とか頑張って欲しいです。
今日のアニメ
・お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #12「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからね!!」(最終回)…ラスト数話がイマイチだったけど、今回は持ち直したかな。やはり、ミスターXが出てきた方が面白くなる。
・とある魔術の禁書目録Ⅱ #24「武装集団(スキルアウト)」(最終回)…何気に、第3シーズンが出来そうな終わり方だった。
・魔法少女まどか★マギカ #1「夢の中で会った、ような…」(再見)…こうして観直してみると、いたるところに伏線が貼ってあるのが分かる。やはり、相当に考えられた脚本だったんだな。
・ケロロ軍曹 #357「日向家 春、帰還 であります」(最終回)…長寿番組だったのに、最後は上手く纏めた感じだ。
今日の映画
・雪の女王(ソ連/1957年)
雪の女王にさらわれた仲良しのカイを探しに、少女・ゲルダが旅立つ。…っと言うアンデルセンの同名童話のアニメ化。さすがに今となっては古臭いが、健気で純真無垢なヒロイン・ゲルダがなかなか魅力的。また、雪の女王が住む城の美術も良い。
・鉛の兵隊(ソ連/1970年)
踊り子の人形に恋する一本足の鉛の兵隊の話を描いた短編アニメ。作品全体を覆う物悲しさが素晴らしく、一見、悲劇に見えるハッピーエンドが良い。子供向きと言うよりは、むしろ大人向きの作品だ。
・博徒百人(日活/1969年)
昭和の初期の福岡・若松を舞台に、ヤクザの縄張り争いを描いた任侠映画。基本的に任侠映画って、あまり好きじゃないんだけど、昔知人に「高橋英樹主演作の中では、これが一番面白い」っと言われたのを思い出したので。結果、私には任侠映画は合わない。映画の出来不出来以前に、観ていてちっとも面白くないんだよなぁ。日活製作なので、東映の任侠ものよりは上品だとは思うけど。…にしても、周りに宍戸錠 嵐寛寿郎、二谷英明、小林旭っと、これだけいれば、負ける気がしない(笑)。
・Xbox360用ソフト「ハンテッド:ザ・デモンズ・フォージ」
アクションファンタジー。面白そう。メモメモっと。
今日の映画
・努力しないで出世する方法(アメリカ/1967年)
ブロードウェイのヒット・ミュージカルの映画化。…らしいが、これと言うナンバーはないし、ミュージカルとしては大して面白くない。だがコメディとしてはかなり出来が良く、その能天気さ、お気楽さが実に良い。特に主役のフィンチを演じたロバート・モースが良く、その芸達者ぶりが最高に楽しい。ラスト近くで絶体絶命のピンチを迎え、「もうここまで」っと諦めかけたときに、ふっと突破口を見つけて、「ニヤッ」っと笑うシーンは個人的に大好きだ。また次の目標(大統領のイス(笑))に向かうラストも良い。ミュージカルとしてはイマイチだが、最高にハッピーな気持ちにさせてくれるコメディだ。
一晩寝たら、風邪が良くなった。
前回に続いて、「イース」ネタを。「イースⅠ・Ⅱ」のOPを見つけたので、張っておきます。上が「イースⅠ」、下が「イースⅡ」。
今日のアニメ
・GOSICK 春来たるGOSICKスペシャル「美しき怪物は混沌の先を視る」…久しぶりの放送なのに、総集編ですかぁ。しかも、後半は単なるバラエティーになってるし(笑)。まぁ、悠木碧の「ニャン♪」が可愛かったので、イイけど(笑)
今日の映画
・ペンタグラム・悪魔の烙印(アメリカ/1990年)
「殺しても、殺しても、殺しても」って訳で(どう言う訳だ(笑))、再見。展開がダラダラ、緊張感に欠ける、盛り上がりに欠けるなどなど。アイデアは面白いのに、勿体ないなぁ。一歩間違えれば、大傑作になったのに。後、ペンタグラム(五芒星)を描いていくOPが、不気味でイイ感じ。
風邪を引いたのかな?。頭が痛い。今日は早く寝ます。
今日のアニメ
・スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- #23「堕天使の心」
・ひだまりスケッチ×365 #4「3月16日~23日 まろやかツナ風味」+「10月31日 ガガガガ」(再々見)
今日の映画
・中国超人インフラマン(香港/1975年)
地球を侵略しようとする氷河怪人と、それに挑む改造人間インフラマンの戦いを描いた特撮ヒーローもの。明らかに日本の特撮ヒーローものに影響されて作られているが、国民性の違いか、納得いかない部分が結構多く、純粋に楽しめなかった。特に巨大化したインフラマンが、逃げる怪人を踏み潰す辺りはどうしたものか。まぁ、それでもクライマックスのアクションの連続はかなり楽しかった。もっとも、カンフー映画のノリとほとんど変わらないけどね(笑)。